おはようございます。
アフリカに来ているいくつかの企業さんたちと話をする機会がありました。
彼らの話をまとめると、アフリカのマーケットは中国によって荒らされているとか、そんな感じ。
実際、アフリカのマーケットに中国は深く入り込んでいますし、その業界も多岐にわたります。
ある意味、アフリカでのマーケットリーダーは中国企業だって業界も少なくないんじゃないでしょうか。
でも、マーケットリーダーになっても中国は批判を浴びている。
僕が思うに、中国がここまで批判を浴びるには理由があると思っています。
その一つが、根本的な経営哲学の差。
現在、先進国のビジネスシーンで経営戦略を語るときには、根本の部分はクラウゼヴィッツの書いた戦争論がベースになっているように感じます。
ところが、中国人の経営戦略の根本には孫子兵法がある。
この二つ、何が違うのかと言いますと、相手に打ち勝つにはどのようなことが効果的かという命題に対しての回答が違うのです。
クラウゼヴィッツは、自分の短所を改善し長所を伸ばそうと言います。
孫子は、相手の嫌がることをしようと言います。
例えば、自分がレストランを経営していて、数ブロック先のライバル店に勝つために
「ライバル店より仕入れをきちんとして、コスト圧縮して、サービスの質を高めよう」って戦略はクラウゼヴィッツっぽい。
「ライバル店の目の前の道で工事が行われるよう行政に働きかけよう」ってのは孫子っぽい。
孫子のやり方は褒められたやり方とは思えませんが、自分が被害者にならないよう、こういったことも知っておくことは大切だと思います。
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