こんにちは
最近ようやく日本から持ってきていた「残虐記」という小説を読み終わりました。
想像力を掻き立て惹き付ける久しぶりにおもしろい小説です。
内容は少女監禁事件の被害者である小説家の景子がある日失踪、彼女が残した小説「残虐記」を中心に真実を巡るというもの。
ミステリーのようでミステリーじゃない、でも謎があるようなとても構成力が高い作品で、カナダに来る飛行機の中で読んでからだいぶ間を開けて再開したのを少し後悔、、。まあ忙しくて忘れてたよね(笑)
ただ、やっぱり内容が暗いものなので楽しく、、、というよりは考えながら読んだという感じ。実際に起きた事件を少しモデルにしたということで犯罪というものについて考えさせられるし、人間の想像力・性・暴力、、、これらがキーワードでしょうか?あまりお子様にはおススメできないかも。
( ・ω・ )
そうそう、ニュースで見ました。
この間ある有名イケメン芸能人さんが小説を書き、賞をかっさらったことに対して物議をかもしているそうですね。
そして発売。評価があまりに酷いとか。
まあ内容に関しては読んでいないので何もいいませんが、やっちゃいましたね〜〜〜〜〜
水嶋◯ロ、、、、、、じゃなくて出版社。
本人は悪くない、悪いのはポ◯ラ社。
だって小説を書くというのは素晴らしい事だし、たとえそれが有名人のものだとしても、仮に稚拙な出来映えだったとしても、小説家としてこれから成長してくれれば良いだけの話で本人を叩くのは筋違い。
事の本筋、問題点は話題集めに躍起になって作品に対して本気で向き合わなかった出版社の方。この件で一番可哀想なのは彼、被害者といってもいいんじゃないかな?正当な評価ももらえたのかどうかもわからず、世から批判され小説家としての第一歩をくじかれたような印象がボクには強く感じられる。
はなからメディアは彼をこき下ろそうと報道してますしね、批判的な読者も小説を鍋敷きにするなどいかがなものかと(´・ω・`)
この世の中歪んでます(怒)
まあタイトルがちょっとボクには刺激が足りないので読みそうにはないですが、、、、、
そこで無駄話をすると、
ボクはこれまで小説選びであまり間違えた記憶はありません、あくまでボク自信の満足度によるものですが。
基本は表紙とタイトルに自分が惹き付けられるかどうか、、、いわば直感的に選ぶのが秘訣です☆
タイトルってただの本の名前のようだけど実はそうじゃない。たった一行にも満たない言葉で書店で見かけた読者候補を惹き付けなければならない大変な役割をもったものだと思うし、正直!表紙がつまらないものは側に置いておきたくないから面白いものがいいっていう単純な理由で選んでおります(・∀・)
初めてまともに読み始んだのは「夏と花火と私の死体」だったかな?衝撃を受けたのと同時に乙一作品に引き込まれた記憶があります。
正直、恋愛小説やなんかはつまらない。かといってミステリーの謎解きが好きというわけでもない。
やはり人間の奥底を刺激する何か、、、狂気・絶望・悲しみ・性などの後に現れる感動やスリル感があるからこそボクの左脳が悦ぶんでしょうね。
ヒトの持つ欲や罪を隠しながら書いているような作品は想像力を萎えさせるので最近はほとんど興味が起きなくなっちゃいました、、、、、きっとボクは変態なんでしょう(笑)
芥川作品や江戸川乱歩など古いものはもっと刺激的。現代では遣わないような言葉や漢字もそうだし、なにより哲学的で奇怪。一回サラッと読んだだけじゃわかんないようなのが小説らしくてたまらなく好きです。
まあ芸術の評価は人それぞれで難しいことだからね、価値観の押しつけは出来ないよね。
ただただ良い作品が増えることを願っておりますカナセウです。
以上、今日はなんとなく小説について思った事を書いてみました。
それではSEE YOU ~~~~~
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