おはようございます。
先日、このような記事が先週新聞に載ってました。
中国政府がタンザニア政府に対して教育面での協力を強めていきたい方針を発表し、
毎年国費でタンザニアの留学生を中国に受け入れる制度を整えてるということです。
「なーんだ」と思われるかもしれませんが、
簡単に海外留学に行ける日本と違い、アフリカから出て外国で勉強するということはアフリカ人にとってはとてもハードルの高い事ですし、ましてや国費で留学をするとなると、
国の未来を担う大切な人材が受けれる恩恵の一つです。
そんな未来の大切な人材を中国で教育するとなると、どういうことが起こるでしょうか。
体験的な話をしますと、
僕は韓国に留学しました。今でも韓国にはとても詳しいです。
大学時代の5年間をそこで過ごしたのですから。
しかも、若い頃でしたし、好奇心旺盛の頃です。
僕の初めての仕事は韓国からアンゴラへの貿易業でした。
当時の僕は日本の商習慣をまったく知らなかったので、韓国から商売をする、ということはとても自然な行為でした。むしろ、当時、日本から何かしらの商売をする、という方が不自然で無理に思えます。
日本人の僕ですら、そうなのですから、
タンザニア人はどうでしょうか。
初めてみるアジアの国が中国になります。何もないアフリカから来た彼にすれば、
なんでもある中国はきらびやかで夢の国のように写ることでしょう。
この「夢」を故郷に持って帰りたい。親に見せたい。兄弟に見せたい。
と思うのが人間だと思います。
そして、やがてその留学生たちが次々と国に帰ります。
国に帰って大きな仕事を任されたときに、
外から何かを仕入れないといけなくなったときに、
学生時代を過ごした「中国」の事を真っ先に思い出す事でしょう。
彼らが知ってる唯一の外国だから。
勝手を知った外国だから。
中国の歴史は長いです。
中国の底力が見えたような気がします。
これからの中国の対アフリカ戦略には目が離せませんし、
日本も学べきだと思いました。
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