おはようございます。
最近、東アフリカの出来事ばかりでしたので、たまには西アフリカのことも書こうかと思います。
と言いますのも、今回ある大企業さんからお呼ばれして、お話を伺うと西アフリカでのビジネスについて。
日系企業が西アフリカに進出するというのは、僕にとって少し驚きでした。
といいますのも、JETROさんの調査によると
「アフリカにおける経営上の問題点としては、 回答企業148社のうち87.8% の企業が「政治的・社会的安定性」を挙げた。
同項目を問題と捉える企業は、2007年度調査に比べて大きく増加した。
「規制・法令の整備、運用」、「雇用・労働の問題」についても、7割以上の企業が問題だと指摘した。」
とありますが、その問題点が顕著に表れやすい地域だからです。
西アフリカにおいては、ビジネスを行う際にちょっと変わった見方をしないといけません。
例えば、大企業によくあるパターンとして、現地の大臣や大使から「進出の便宜を図るから進出をしてくれないかと」のお誘いが来る場合があります。
その際に気を付けないといけないのは、その誘致を行っている人間のバックグラウンド。
誘致を行っている人間にどれだけの協力者がいるのか、またその協力者は実際にビジネスの助けになるのか。
そこを見ることとはすごく大切です。
ざっくり、現地の名家が誘致している場合にはそこまで問題ないのですが、学者出身の方が誘致している場合などにはちょっと気を付けなければなりません。
一般的に、西アフリカでは現地の名家が大きなビジネスを一手に引き受けている場合が多く、その方の誘致で進出した場合にはビジネス上の大きな問題は避けることが出来ます。
しかし、誘致した方が学者出身など本人の努力で登りつめた方だったりすると、ビジネス上の協力を得ることが難しい場合があります。
法令整備や政治的な動きではサポートしてくれるかもしれませんが、それ以上の現場での問題には手が届かないということを多々見聞きしてきたからです。
ですので、そういった日本ではあまり気にしない、こういった部分をしっかりと見て進出を決めてほしいなと思います。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
本では書けなかったことや、本で書いたことのその後をメルマガで発行することになりました。
色々な人の助けがあり、メルマガを発行することができ、すごく嬉しく感じています。
初月無料ですので、もしよろしければご登録ください。
http://www.mag2.com/m/0001526050.html
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
僕自身2冊目の書籍を出版させていただきました!
人と違う生き方をしている僕の頭の中を書かせていただいています。
世界へはみ出す (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)/金城 拓真
¥1,260
Amazon.co.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
新・現代アフリカ入門――人々が変える大陸 (岩波新書)/勝俣 誠
ルポ 資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄 (朝日文庫)/白戸 圭一
アフリカ 苦悩する大陸/ロバート ゲスト
アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)/松本 仁一
新書アフリカ史 (講談社現代新書)/著者不明
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。