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廃止したい日本の学校習慣(10)

 
 
これだけ続けていると 書いている本人も ちょっと飽きてきました。
だから これで最終回です。
 
 
わたしが ここで廃止を叫ぶまでもなく 最近は 少子化や不況の影響で
この習慣は 続々と 廃止の傾向にあると いいます。
 
たいへん 結構なことだと思いますが こういう理由で廃止されても 納得いきませんね。
 
 
 
 
それは・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
男子校 女子校
 
 
 
入学者の性別を どちらか一方に絞っている時点で この少子化の世の中 志願者を半分に減らしているようなもの。 だから 生徒不足が心配される 男子校、女子校は 続々と 共学化を 推し進めているそうです。 しかし その一方で ブランド校の 男女別学は これからも 根強く残っていきそうです。
 
 
 
 
 
なぜ 男女を 別々の学校に分ける 必要があるのか?
 
 
 
 
 
戦前のように 男女が自由に口をきけなかったり 社会的に 女性の権利が 著しく認められていない時代は 男子校や 女性専門の学校を 作る意味があったでしょう。
現代では 思春期の男女が 異性の目を気にすることなく 勉学に励むことが できる 環境を作るという目的もあるようですが とんでもないことです。
 
 
 
女子校、男子校こそ 入学してしまえば 合コンしか考えることがない。
自然に異性と仲良くなる機会のある 共学と違い 別学の子たちは 自分たちで仕掛けていかなければ 異性と 挨拶することすら かなわない。 だから コンパで 異性と口をきくということは 友人としての会話ではなく つきあうか つきあわないか。 落とすか 落とされるか。
 
 
若くして お互いの存在を クラスメートや仲間としてでなく 狩りの対象としてしか 見れないのですから こんなに悲しいことはありません。 確かに 学内では 異性の目を気にせずに 過ごすことができるかもしれませんが その分 学外では 異性の目を気にしすぎて 学校の勉強も手につかないというのが 大半の学生の実情でしょう。
 
 
そして こういうラブゲームに興味のない子は 異性と全く接点のないまま 学生生活を送るのです。
それも いかがなものか!?
 
 
 
 
 
また 有名女子校の多くは “お嬢様学校”などと呼ばれ 短大や大学まで付属していることが多く、いったん 入ってしまえば 勉強よりも 外見磨き。
一生懸命 英語の勉強をするのも 釣書で見栄えがいいからだというのですから 学校側のやっていることも 教育というより 花嫁訓練ですね。
 
 
 
だいたい日本では 21世紀の現代でも 母親たちが 「 女の子だから・・ 」とか
「 男の子だし・・・ 」という表現を 当たり前に使うのに 驚きました。
 
 
 
私より若い 30前後のお母さんたちでも 2,3歳の自分の子供に向かって 
「 女の子だから 」「 男の子だから 」と 平気で言います。
だいたいは 女の子だから 勉強はできなくてもいい、とか 男の子だから ちゃんと勉強しないととか 
男だし 乱暴でも仕方がない、という文脈に使われることが 非常に多いのです。
 
 
 
根強い性差別が 日本では まだまだ続くかと思うと 憂鬱になります。
 
 
 
だからこそ 男女別学の学校なんて すぐに廃止するべきだと 昔から思っていたのですが 
たまたま その話題をしていた時に 進学女子校出身の友人が 女子校はあっていいと力説し始めました。
 
 
 
「 ほら 共学だと 男子が委員長で 女子は副委員長とかっていう縛りが勝手にできているでしょ? 
女子校だと そういう社会的な縛りを気にせずに 誰もが自由に 自分のやりたいことをできる。
女子だって 生徒会長になれる。 
副会長も 女子だからやるんじゃなくて そのポジションを やりたいからやる。 
だから 女子校の存在意義はある 」
 
 
 
 
 
 
なるほど、と 思いました。
 
 
 
 
 
 
確かに 共学だと メジャーな役割は 男子がやることと決まっていて 
女子は その補佐になるのが 一般的です。 部活のマネージャーも 女子の仕事とか。
なんたって 日本の社会自体が まだ 女子=事務 女子=お茶くみと なのですから。
 
 
 
同性だけの社会があれば 異性の存在や 男女の力の差を気にせず
さぞかし のびのびと 活躍できるでしょう。
 
 
 
 
しかし 社会人になってみれば わかりますが
この世の中に ひとつの性別だけの世界なぞ 存在しないわけで。 
男性、女性の二つの性どころか ホモセクシュアルやレズビアン、性同一障害や女装癖など 
ひとくくりにできない セクシュアリティーを持つ人すら たくさんいるわけです。
そんな社会で どうにかして 生きていかなければならないのが これからの時代。
 
 
 
男と女が 一緒に 同じ能力で仕事をするときに 降りかかる困難。
女性が男性を 追い抜いたときに 注がれる 男性からの嫉妬や 女性からのやっかみ。
そういったものと どうやって付き合っていくかも 
社会に出る前に 知っておかなければならない 人間としての重要な知識なわけで・・。
 
 
 
 
そう考えれば 学生時代に 男女別学の学校に行くことで 人類の半分としか付き合わないなんて 
不自然極まりない環境なわけです。 
このような環境を 無理に保持する理由はあるのでしょうか?
 
 
 
 
男性と女性が 対等につきあえる社会になるためには
高校生までの教育機関で 男子校、女子校などという環境が存在してはいけないと思います。
 
 
 
そして 学生時代こそ 違う性別の友人を作り 
性差による物事への見方、考え方の違いが存在することを 知る必要があると思うのです。 
一人ひとり 考え方や物の見方の違いはあっても やはり 男性ならではの視点や 女性ならではの視点というのが ありますから。
 
 
 
 
異性に興味津々の年ごろではありますけれど 
これからの社会を豊かにし そして 子供たちが 人間として成長するためにも 
是非 日常生活の中で 気の合う 異性の友人を作ってほしいと 思います。
 
 
 
 
 
ただし 日本の小学校で 4年生にもなる子供たちを 
男女同室で 体操服に着替えさせるっていうのは どうかと思います。
必死になって 男女を分けるかと思うと 変なところで 妙にユルい。
 
 
 
日本の 性別に対する括りや区分は 本当によくわからないと思う 今日この頃です。
 
 
 
 
 
 
 
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