マレー半島の先住民である「オラン・アスリ」(Orang Asli)という言葉、オランは
オラン・ウータン(森の人)でお馴染みの「人々」の意味で、アスリは「元来の」意味
だそうで先住者、原住民、昔からのマレー人ということになりそうです。
オラン・アスリの生活空間というか、生活領域は主に水辺やジャングルだったわけ
で、そこがご多分に漏れず、どんどん地域開発、例えば、プランテーション、ゴルフ
場、リゾート、ハウス化されていって、同時に、若者も都会に出ていき、文化継承も
少しずつ失われていっているのではないかと思っています。政府が何かしらの
手を打っているらしいことは何かで読んだことがあるけど。彼ら、クラフト彫刻家・
芸術家たちの存在は忘れたくないですね。
木で出来た下のお化けのような発想は、私にとって、日本人にとっては新鮮です。
日本の有名な漫画家「水木しげる」さんの書く怖いマンガのモチーフもここの
オランアスリの人達の作るクラフトからヒントを得たとも聞きます。
あるマレーの大学の先生友人の話では、水木さんはここにきて、上の写真の
ような&下の写真のような得体のしれない、怖さをミックスしたような幽霊の
ような木彫を、かなりたくさん買っていったそうです。自分の部屋で、アイデアを
練るには、オランアスリの像がかなり参考になったとか。ここのどこかの作業場に
日本から水木さんが来た時の記事写真が額に入って飾ってありましたよ。
オランアスリは、スマトラ島からの移住者が多く、マレー人と混血になり、18の部族
で形成し、大きく3つの種族がいるそうです。ネグリート族・セマン族・ジャクレー族
らしい。セノイ族や元々いるマレー族?など言い方は自分にはよくわかりません。
木の精霊などを信じる、自然崇拝の「アニミズム」が主流だと思います。今では
マレーシアの人口構成からいうと、小数派になると思います。
ここが、1年に1回のお祭りを催すお寺というか、神社というか、祭壇・舞台になり、
たぶん、こういう祭事小屋は各地に点々とあると思いますよ。
手前の2匹の動物は、木製で、クラフトでした。自然の表情がすごいんです。
そして、年に1回の、精霊のお祭りです。あまり知らない人が多いが、海外の
人もちらほら来ています。毎年、お祭りの月日がまちまちなのです。なぜか
大幅にずれるんです。今年は3月中旬でした。ジャングルの奥にある集落なので
GPSに入れたのに、ナビさん、時々、言ううこと聞かなくなります。
この時に、あの怖そうなお面をかぶるんだそうです。
女性たち、みんな、素朴でいい感じですね。
近郊外国の旅もいいけど、マレーシアもいいな。私達は、私達なりに、マレーという
国を(悪い面も)良い面からも、見ようとしています。
南国の気候がはぐくむ、独特の素晴らしい文化は継承していってほしいです。
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