先日に続いて、第2弾、マレーの虎の 「ハリマオ」はこんな顔をしてました。
「マレーの虎」こと、「谷 豊」さんじゃないけど・・・・これら工芸彫刻、素朴で
力強く、マレーの伝統的な凄い作品だと思っている。
1本の丸太からなので、木の節が見事に上から下までつながっている。全体的な
バランスもいい。この時点では、まだ、薄い茶色だが、時間が経つにつれ、
もっと、こげ茶に近く、重々しくなってくるのだ。アスリの人が言うに、艶と光具合、
汚れをはじく方法として、「ガソリン」を塗るのだそうだ。そういえば、買ったときに
彼が、何やらバイク置き場から持ってきていたのは「ガソリン」だったんだね。
でしょう・・・!どこから見ても、最高のバランスだ。そして、よ〜くご覧になって
下さい、1本の丸太から作ったということと、右の数本の輪っかはその1っ本の
丸太の中で途切れることなく、全部つながって彫っているんです。しかも、腕の
根元の丸い輪っかは、一旦、上に登り、下の足元までくぐっていけるんです。
しかもですよ、ハリマオの口の中の丸い木のボールは後から入れたんじゃなくって
最初から、口の中で、コロコロと転がるように彫られたんですよね〜。凄いです。
ガソリンを刷毛で薄く丹念に塗ると、しばらく期間が経って、このように色に
重厚さが増してくる。歴史が刻み込まれるということだね。
次回に続く・・・・・・オラン・アスリやその歴史など・・・・・。
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