長くなってきたので、3回記事になってしまいました。読む方は、お疲れでしょうが、
懲りずにどうぞ。
9、銀行や両替した後の行動が大事だ。大金出金の時もそうでなくても、出来れば
2人以上で行動だ。1人の時は、特に気を配る。自分の場合は、すぐに銀行を出な
い、周りと外に注意する。又は、すぐ人混みや店に入る、後方に特に気を付ける。
車に限らず、バイクの音がすればまた、ヘルメットがいれば更に気を付ける。また
言えることは、悪漢にとっては、獲物がただ単に通帳記帳だけなのか、大金なの
か、少額なのか、小切手にしたのかなど、あまり気にしてないかもしれない。
日本人を、優しい、弱い、親切、金持ち・・無防備・・と思っているらしい。
問題は、しっかり見られて、ターゲットにされて、後をつけられる事なのだ。この
場合は、悪漢どもは、ちゃんとした目標があるから車の走行途中でも、故意にぶつ
かってきて、イチャモンをつけるか、または、車に何か付いてますよ、とか、または、
新たな手口で、ターゲットのタイヤに白い煙の出るスプレーを吹き付け、「あなた
の車は故障ですよ」と注意を引いて車を止めさせ、その間、グループで、車の中
の物を奪ったり、車ごと強奪したりするわけです。白い煙のタイヤスプレー事件は、
ローカル友人に教えてもらった。他の外国でも、その国ならではの悪漢どものやり
方がエスカレートしてるかもしれません。
要は銀行を出た後の安全意識だ。この場合、どっしりと構え、周りを見渡すように
して、注意してるぞ・・という”オーラ”を発することが必要だ。
銀行など出て車に乗る場合に限らず、座席に座ったら、すぐドアロックをし、周りを
見渡し、なるべく早く発進することが大事かも。このことは、ガソリンスタンドの
給油でも同じことが言える。こんなこと言っている自分も危険と隣り合わせです、
車を離れるときは、面倒でも鍵をかけ、車に乗車するときは、周りを睨めつける
ようにしてから乗っています。しょうがありません、外国に住むということは
こういうことなんですからね〜。
だって、うちのすぐコンドの前のガソリンスタンドで、早朝に日本人の女性が車の
中の貴重品を強奪されているんだ。そこは自分のホームガソリンスタンドだもの。
そのニュースを聞いた時はびっくりした。記事を元に、あそこに悪漢どもがいて、
こうやって突進してきたのか・・・などと思ったりもした。ガソリンスタンドの店員達
は全く当てに出来ないと思った方がいい。
10、知り合い、知人が被害寸前だった事例。偽装警官に声をかけられ、 今、事件の
調査をやっているから身分証明、財布の中身を見せなさい…と言われたそうな。
札を数え始めるからおかしいと感じ、ワァ〜とアァ〜とか大声で叫んで、すぐ
バッと取り返したら、あわてて去って行ったそうだ。
これも、よく聞く事件なのだ。たびたび起きているらしい。お札を調べられて、財布
は返してくれたんだが、5枚のうち1枚足りないという手口。自分はこれにも弱い
な。まず、悪漢が、偽警官の本物の制服を使っているという事。警官の友達なんて
いないから、制服に限らず、本物かニセモノかなんて知らないぞ。警察手帳
も「ウソもん」を持ってるらしい。ここまでいくと、モウ、我々・・・わかんないって。
見分けるポイント?わからないよ。偽警官に、ペラペラと高飛車に偉そうに
しゃべられたら、「ハイ、スンマセン、ドウジョ・・」と言っちゃうのだろうか。
余談だが、華人系の友人のくれたマレーシアの新聞にその被害事件が載って
いた。本物の警察署長が、2枚の警察手帳を掲げてる写真だ。こういう事件が
あったから気をつけなさいということだろうが、2枚ともほとんど変わらない。
現地の人が偽警官の制服と警察手帳の見分けがつかないのに、我々は・・・
尚、アウチュ状態。悔しいな〜。
11、皮の細長い財布を後ろのポケットに入れている日本人もいる。日本で
も、多分同じことをやってきたのでしょう。日本人の男性は日本の癖が抜け
ないのかな〜、ここ外国だよ。出稼ぎ集団スリがいっぱいいるらしい。
12、最近は、ツアー旅行に行かないけど、でも、去年のローカルの人達とメダン
に行った時、感じたけど、知り合いと行ったときは、やはり気を抜くときがある。
団体だと気を緩めちゃうんだね。街で8人くらいのグループで歩いていてもスキ
あらば多人数の羊の群れに襲ってくる大胆不敵な悪漢がいるってことだ。
団体、集団でいる時でも、安心出来ないという事かな〜。いやンなっちゃうね。
13、つい、先日の事。日本人会を出た危ない通り(2〜3か所?ある)に、バイクを
降りて、何するわけでもない、人を待っている様子でもない、下目にキョロキョ
ロしている若い**+〜系のピアス男が2人いた。人をそういう目で見ちゃいけ
ないけど、「日本人を狙うんじゃねえだろうな、この野郎!・・」と・・・言ってません。
自分は車で通り過ぎただけ・・でも、そんな雰囲気を持っている連中だったな〜、
あの場所はバイクによるひったくりが頻繁だからね。歩道があるところでも、
低い歩道だからそこまで乗り上げてくる族(ヤカラ)がいる。
14、今回の事件もそうだが、相手の気をそらす戦術の悪漢がいる。
常套手段だ。ある時は小銭をジャラジャラチャリ〜ン・・、ある時は、1リンギ札を
ばら撒く、決して50リンギ札じゃない、悪漢も損したくないのか。また、ケチャッ
プ窃盗というのか人にかけておいて、拭いてあげて、その間、仲間がスキを
狙って奪ったりする手口。マレーシアに来た頃、知人が受けた被害は、エスカレ
ーターの降り口でつまづいた感じで倒れた人がいて、彼もぶつかりそうに
なって、身動きとれずに避けたところを「やられた」のだ。そのことを思い出
した。また、エスカレーターの降り口で、やはりジャラ銭をばら撒かれて拾おう
としたところを狙われたということもよくある話。
昔の旅を思い出した。フランスパリのルーブル博物館の前での出来事。イタリア
からの親子連れの身なりのちょっと悪いジブシー、母親が盛んにジェスチャーで
我々日本人に物乞いをする。ガヤガヤする。その間、2人の子供が新聞紙を広げ
何やら指さし、ここに何かくれ、置いてくれという意味だろうか?・・・違うんだ、
新聞紙の前後、横で我々のバッグやポケットの財布をスリしようというわけだった。
パリに住んでいる当時の弟の話では、こういうジプシーは沢山いたらしい、今は
知らない。「悪漢」は相手の注意を引くことがうまい。ここで、また下手なダジャレ、
我々は「あっけらか〜ン」となる。
15、自分がこういう一連の犯罪の中で、防御が難しいかなと思うのは、刃物を
持っている巧妙な集団スリだ。これは経験済み。集団と刃物所持グループには、
はっきり言って遭遇したくない。様子を見て、察知して早めにその場から離れる
ことですね。
さあて、長くなりました。
事件犯罪の悪いこと、その事例ばかりを沢山書いてしまったけど、どこの国で
も形や方法、状況は違っても現実によくある話ですよね。これらは日本でさえ
あることで、どこに行っても、まず自分たち自身が気をつけねばならないこと
で、不可抗力で難しい結果もあるでしょうが、前向きの防犯意識を持つしか
ないという事でしょう・・・・と思います。
2回で終わるつもりが3回記事になってしまいました。マレーシアばかりというわけ
ではありません。他の国も同じこと。悪い話ばかりで、すみません。お疲れ様でした。
また、気を取り戻して、前に進みましょう。
こんなブログですが、いつもお読み下さり、励みになっております。ありがとうございます。
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