今日に持ち越された口頭試験のテーマは「忘れがたい経験」。
10数種類の指定された文法を使って中国語で説明します。
私は、幼い頃の祖父(父方)とのエピソードにしました。
まだ保育園生だったころ、祖父と2人でリビングテーブルの椅子に腰掛け、トーストを食べることに。
隣のキッチンには母がいて台所仕事をしていました。
(4~5歳だったと思うのですが、この時の映像は25年以上経った今も全く色あせないです)
私がトーストにバターを塗り、その上にイチゴジャムを塗っていると、
祖父が不思議そうに「どうして両方塗ってるの?」って。
祖父は「バターならバター、ジャムならジャムだけ」で、両方塗るという発想がなかったようです。
私が「両方塗った方が片方だけよりもおいしいよ」と言ったところ、
祖父が「じゃあやってみよう!」といって両方塗って、一口パクリ。
そして「ほんとだ、おいしいね」って。
ただこれだけのことなのですが、私にとっては一生忘れられない出来事です。
当時4~5歳の私にとって祖父は(何歳だったんだろう???)、少なくとも60歳は上の大の大人。
その大人が、私の真似をしてくれて、その結果「おいしい」と言ってくれた。
それがすごく嬉しかったんです。
これが、自分が他人(=自分以外の人)に認められたと実感した、私にとって最初の出来事です。
そういえば、数日前にすごくいい映画を観ました。
つづく
1クリックお願いします
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。