アメリカ人に比べて自由の発想が少ない日本人ですが、原因はまさに根本の学校教育にあると思います。
アメリカで暮らしていない人には全く気がつかない事なのですが、アメリカでの学校教育では回答がない問題が多いのに対し、日本では繰り返し暗記をさせる問題が非常に多いのが特徴的。
アメリカで15年暮らしていて少々アメリカ生活から少々日本的教育現場の現状を視察がてら子供を日本の学校に入れてみたのですが毎日が驚きの連続。
まず驚くのが漢字練習。漢字を覚えるのは重要です。繰り返し繰り返し書き込むのが戦後ずーっと続いている方法です。これを今も変わる事なく続けている。何の進歩もありません。
そこまで漢字を徹底していても現在ではすべてが電子化しており日常でどの程度重要か?そして、一般の主婦がどの程度漢字を知っているか?ということから考えてもその徹底の必要性というものが全く感じられないと思います。
日本の頂点の麻生総理大臣も漢字を読み間違えました。漢字の読み方を間違えた事で新聞のトップ記事にするほど大騒ぎする日本ですが、漢字に対する執念は異常です。
先日子供のクラスで漢字のテストがあり10問ずつすべてを正解するまで毎日繰り返し漢字のテストをするのですが、
人に会う
朝ねぼう
鳥がなく。。。。
というような漢字まじりの単文のテスト。
驚いたのはそのしつこさ。
人に合う
朝ねぼう
鳥がなく。。。。
合う>>会う 間違ってます。こんな間違いならもう一度やっても子供も納得します。
しかし2回目のテスト。これはどうでしょう?
人に合う
朝ねぼう
鳥かなく。。。。
間違っているところがわかりますか?漢字テストです。
鳥がなく>> 鳥かなく
このかの点々を忘れたことでテストは不合格なのです。
そしてまた1からやり直す。なんともこれは理解を追求しているのか嫌がらせで粗を探しているのか?これが日本の教育です。
この教育を続けていたら日本は滅びます。
漢字テストで "が" を "か" とかき間違えてその子供は不合格なのです。恐ろしい世界です。
そんな事をしている先生ですが、では先生は完璧なのでしょうか?
事が起きたのはその数日後。新1年生の健康診断の際、児童の名前を読み上げるときのこと。
”しやす”さん
返事なし
”しやす”さん??
さらに返事なし。。。。
さらに大きな声で
”しやす”さんいませんか?
すると幼稚園児の子供が、"こやす”じゃないの? と一言。
隣で仰天する私の顔を察知するかのようにベテランの教師が子供に子安の "子" は "し" とも読むからねー。と子供に説明。
子供の子は確かにしと読むけど 子安 は別に難読な名字ではありません。一般的に知られた名前です。子安をしやすと読んだ人はまだ人生であった事がありません。初めてです。
"漢字を完璧に"を自分に置き換えるなら先生あなたも不合格です。
子供の間違えだけを指摘し子供の可能性の目を摘み取る戦後からの教育を変えない限りは日本の子供がのびてゆかないでしょうね。
でも が を か と間違えて不合格の日本は先が恐ろしいです。。。。。
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