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廃止したい日本の学校習慣(6)お知らせ

 
 
元のタイトルに戻りました。
6回も続いてしまったこのシリーズ、今回はコレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無駄なお知らせ
 
 
 
子供たちの通う学校では 本当にたくさんのプリントを配っています。
 
 
クラスの担任の先生から  「学級だより」
学年の先生たちから    「学年だより」
校長先生から         「学校だより」
そしてPTAから      「PTA通信」
 
 
これだけでは ありません。
 
 
 
給食室から           「給食だより」
保健の先生から      「保健だより」
 
 
 
 
 
上4つの 学校関係のお便りの内容は ほとんど重複しています。
今であれば もうすぐ学習発表会ということで その関連の内容です。
それも 「 子供たちは 練習をがんばっていますので 是非 見に来てください 」
といった どうでもいい お知らせです。
 
 
 
下二つの 給食と保健のお知らせについては 30年前に私が受け取ったものと同じ内容。
 
 
秋は食欲の秋。 よく噛んで食べよう。 栄養のバランスに気を付けよう。
 
風邪の季節。外から帰ったら 手洗いとうがいをしよう。
 
 
 
こんな わかりきった お知らせを配るのは もう いいんじゃないでしょうか?
 
 
 
 
最近 学校の先生たちの仕事がキツイ、
生徒を教えるだけでなく 職員室に戻ってからの仕事がすごく多くて 残業続きだと聞きます。
お話をうかがうと プリント類や 内部に向けた報告書の作成にかける時間の長いこと!
 
 
それも プリントの内容に かならず 時候のあいさつや ちょっとした小話を載せたがるので 
その内容を考えるために 使っている時間も多いような。
(その割には 決まりきった話ばかりで つまらないのですが)
 
 
 
なかには もう とっくに終わった話も多く 
「 先日は 学年全体で プラネタリウムを見に行ってきました。
 キレイな夜空を眺めることができて 子供たちも楽しんでいたようです。」
 
 
って、この遠足があったのは もう2週間前。
 
 
イベントがあったことは 当の子供本人から 聞いていますし 真っ暗な中 星の解説が延々続いて 
子供たちは退屈で 先生なぞは 居眠りしていたと 四方八方の子供たちから聞きました。
終わった行事の感想を 先生から聞かせていただかなくても結構ですし、
こういうプリントがないと 子供が何も言ってくれないので 学校のことがわからないという親御さんは 
学校にプリントを要求するよりも 目の前のお子さんとのコミュニケーションのあり方について 
当人同士で 話し合われた方がいいかと思います。
 
 
 
さらに こうしたお知らせの問題点は 内容が薄いというだけでなく 
タイミングが不適切というのもあります。
 
 
 
とにかく 定期発行を目標としているので 月の頭に集中して 手渡されます。
 
 
 
つまり これから数日間に起こることと あと30日後に起こること すべてが 
網羅されているわけです。これでは 保護者は 混乱します。(少なくとも私は混乱しました)
 
 
 
その上 ダメ押しのように しょっちゅう連絡網がまわってくる。
 
 
 
今夜も 今から2週間後に提出期限を迎える 保護者向けアンケートを 忘れないようにという電話が 
夜の9時前にかかってきました。しかも わざわざ連絡内容を 確認のため先頭の人に 戻すそうです。 
こうした 緊急性の全くない連絡網が じゃんじゃんかかってくるのですから たまりません。
 
 
 
 
アメリカでは その点 連絡システムは 超合理的でした。
 
 
何もかもアメリカ式が良いわけではないのですが 非常にわかりやすく
便利だったので ご紹介したいと思います。
 
 
緊急連絡網は 大雪や嵐による 突然の休校の時のみ。
 
 
学校行事や 参観日、面談など あらかじめ予定が決まっているものは 
新年度が始まる前に カレンダーで配られます。
 
 
 
遠足の費用の回収や出欠回答など 提出物が必要なお知らせは その都度 配られます。
だいたい提出期限が プリント配布から2日後ぐらいに設定されているため、
もらったら すぐに中に書いてあることに 対応すればいいように なっています。
未提出や 子供からプリントを受け取っていない場合は その人だけ個別に担任から連絡がいきます。
 
 
その他にも こまごまとした お知らせはありました。
だいたい 特に準備が必要でないものは 前日。
準備が必要なものは 2週間前ぐらいにプリントが配布されていました。
 
 
例えば・・・・
「明日の遠足では森の中を散策するので 長ズボンと長靴をはかせてくるようにしてください」
 
「今 子供たちは 身近な廃品を使って 動物園を作るプロジェクトをしています。
 2週間後に 牛乳パック、ペットボトル、毛糸、が必要になりますので 
手に入り次第 子供たちに持たせてください」
 
など など・・・。
 
 
 
また 学校に工事が入る場合や 駐車場が使えなくなるなどの連絡は 学校長から
やはり適宜 すぐにプリントにして 知らされます。
 
 
ほかにも 学校に たくさんの警官がやって来た日があったのですが その日はすぐに子供たちが 校長先生から 事情を説明するプリントを持って帰ってきました。
 
 
 
「今朝 多くの警察官が学校に集まっていたことについて 保護者の方々から質問を受けましたが 
これは 郡と学区が連携して 緊急事件が発生した時の機動体制について 確認するもので 
何か 事件があったわけではありません。」
 
 
 
プリントといっても A4サイズの紙に 要点だけ、
場合によっては 4行程度ということもあり 非常にシンプルなものでした。
 
 
また 一枚のプリントには
・いつ ・何を ・いつまでに 
・どうすればいいのか が 明確に書かれていましたし、 
英語さえ理解できれば 外国人の私でも 非常にわかりやすいシステムでした。
何よりも 一枚の紙に 複数の話題が 取り上げられていなかったのが 今思えば
よかったです。 
 
 
 
その点 今の小学校のお知らせは 一体 親として いつ 何をすればいいのか 
こちらが読み込まなくては なかなか理解できない内容。 
しかも 最近の学年だよりでは 今から1か月後ぐらいに 工作で使うので 
家庭の不用品を 集めておいてくださいというのですが 
期間が長すぎる上に 一体 どんなものを集めればいいのか イマイチわからない。
 
 
そのくせ B4の紙の左半分には いかに子供たちが学習発表会の練習をがんばっているかが
延々と綴られていて そんなの当日 見ればわかるんだから それよりも もっと連絡内容を
はっきりしてほしいと 切に思うのです。
 
 
 
やっぱり人を動かすときに 何が言いたいか、何がしてほしいかわからないというのは致命的だと思う。
 
 
 
とりあえず 文通仲間じゃないんだから 時節の挨拶からダラダラ書き始めるのではなく
プリントは 業務連絡ぐらいのつもりで 要点を明確に わかりやすく 書く。
そして 教員の方々には 誰にでも理解しやすい「実用日本語」を書くお手本に 
率先して なっていただきたいと思うのでした。
 
 
 
 
 
 
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