イザベルもルセットさんも色々なことを私に教えてくれた。
フランス語もだし、一緒にマルシェに行ったら、見たことのない野菜の調理法とか、お菓子作りは自宅に招いてくれて一緒に作ってくれた。
私は、唐揚げや餃子を一緒に作った。
それから、親切にしてくれた料理教室のおばあさんたちの為に一度だけ“日本料理教室”を開催したこともあった。
フランス人おばあさん生徒は25名くらい。
ブザンソンでも手に入りやすい材料を使って作れるメニューを考えた。
お酒と醤油は手に入ったから、テリヤキ。
自然食品の店で手に入る“わかめ”のスープも。
「日本は世界一の長寿国なのです!ヘルシーな日本料理は体に良いです!」
と説明もした。
試食の時には“梅酒”や“ワサビ”も出した。
家で作って大事に持ってきた“にぎり寿司”も食べてもらった。
ねたはサーモン。
冷凍食品の専門店で売っている”SASHIMI”のものだった。
おばあさんたちは、
「からい!からい!」
とワサビをなめて言っていた。
初めてお寿司を食べた人も!
醤油も酒も知ってはいるけれど、使ったことはないというおばあさんたちは、とても喜んでくれて、後日、家でもやってみたけど、大好評だったよ!と伝えに来てくれた。
最後には折り紙も一緒にやった。
料理教室の授業は、先生がいつも私に特別に説明に来てくれたり、材料のパッケージをくれたり。(購入する時に分かりやすいように)
それから、ルセットさんはいつも私の横に座って難しい言い回しを解説してくれた。
私は、解説されながら、感謝の気持ちで一杯になって泣きそうになってしまったこともある。
あんなに、辛かったのに、、、ここの生活が、、、。
(来週、最終回!もうすぐ終わります!)