フィジーのナンディタウンの先にあるローカルの家を訪ねたときのこと。
2週間前にその家の主であるお年寄りのおじいさんがなくなって、そのあと、息子(20代)が就寝中にベットがガタガタゆれたり、じいさんの幽霊がでた、というのだが。
死んだ人はたとえてみればろうそくの火が消えたみたいで、意識のないスイッチオフの状態なので、幽霊ってほんとは死んだひとが帰ってくるのではなくて、悪霊が死んだ人のふりをしてやってくるのだ。
(死後も人間の魂が彷徨っていると人間に誤解させている。)
ともあれ、このおじいさんの話を別のローカルの女友達としていたら。
彼女の兄さんが悪霊に出くわしたことがある、という。
10年以上前の話。
その当時、兄さんはフィジーのデナラウのリゾートに勤めていた。
その日は夜中に仕事が終わり、ナンディから乗り合いバンで家に帰る途中、道わきに白いドレスの上から下まで真っ白な女性がバンに向かって手をふっていた。
フィジアンの運転手が車を止めて女性を乗せてあげようとしたら、
車に手をかけたまま、女性が動かない。。

運転手が振る上がって、
「デビルだああーー」(フィジー語)

と叫んで、車を発車させようとしたのだが、金縛りで足が動かない!
そこで兄さんが、
「Go!Go!Go!」

と叫んだら、やっと運転手が正気にかえって車をものすごいいきおいで発車させた。
振り向いたら、そこにたっていたはずの女性がいなかった。
ナンディタウンからクイーンズロードを数分シガトカ方面に行ったところ。
まっすぐな道で、道路の両脇は低くなっていてサトウキビ畑と中古車の部品置き場になっている。
そこは交通事故が何度もおきたことがある場所。
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