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7月28日の講演会の情報はこちらからです!
本日は昨日の続きです。
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命をかけた交渉(中国歴史)
随何は自らの命を懸け、黥布と面会しました。
そして、とうとう鯨布から「私は漢王(劉邦)に賭けてみよう。」
と約束させたのです。
しかし、項羽も必死でした。
四方に敵を抱え、頼むは九江王黥布だけです。
ちょうど随何と鯨布が面会したときに、項羽からの使者も来ていました。
黥布は項羽の使者とも面会し、漢に傾いていた心が揺らいでしまいました。
(項羽)
随何は、「これはマズイ!!」と思い、窮余の策を取ります。
随何は、黥布が項羽の使者と面会しているときにズカズカと会見場に入り、
いきなり楚の使者よりも上座に座り、叫びました。
「九江王(鯨布)は既に漢に味方された!楚人は去れ。無用だ!!」
黥布は愕然とし、楚の使者は怒って席を立ちました。
随何はすかさず言いました。
「九江王(鯨布)さまが漢に味方することはもう決まってしまいました。
今、席を立った楚の使者を帰国させずに殺し、直ちに兵を挙げ、漢と協力されることです。」
(鯨布)
黥布は唖然としていたが、
「わかった。これをキッカケにして兵を挙げ、楚を討つ!」
と決心しました。
こうして、黥布は漢陣営に属することとなったのです。
(劉邦)
もし、随何が鯨布の約束を取り付けたところで気を緩めてしまっていたら
おそらく鯨布は項羽側に留まったままだったでしょう。
交渉相手から約束してもらい、
そしてその約束を実行せざるを得ない状況に持ち込むことができるか。
ここが大きなポイントだと思います。
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