おはようございます。
7月28日の講演会の情報はこちらからです!
本日と次回は、久しぶりに歴史のお話をしたいと思います。
今回のお話の舞台は秦の始皇帝の死後、
中国の覇権を争った項羽と劉邦の時代のお話です。
(項羽)
学校の授業では、
最初、項羽が連戦連勝で中国を統一する勢いだったが、
最後に劉邦に逆転されて、劉邦が中国を統一しました。
その統一された国の名前が「漢」です。
(劉邦)
その、項羽と劉邦が覇権争いをしている時のエピソードです。
56万の軍隊を率いて項羽に歯向かった劉邦ですが、3万の軍隊の項羽にボロ負けしてしまいます。
この一戦で項羽に背いていた諸侯も再び項羽に帰順を誓いました。
その後、劉邦は項羽軍の中でも軍事的な強さが群を抜いている鯨布に接触しました。
鯨布に項羽を裏切って自分の味方になってもらうためです。
黥布は項羽のやり方に反感は持っていたものの、はっきりと項羽に逆らうことをためらっていました。
その黥布を説得するために劉邦が黥布の元に送ったのが随何という使者です。
(鯨布)
随何は黥布の治めている地に着くと、さっそく黥布と面会しようとしましたが、なかなか面会できませんでした。
切羽詰まった随何は、こう詰め寄ったそうです。
「私の話を聞いて、『納得できない』と九江王(黥布)がお思いなら、私達20人の使節団を断頭台にかければよろしいでしょう。
そうすれば項羽に味方する九江王の誠意は認められ、今までの不穏な態度も全て赦されるでしょう。
逆に、私の持ちかける話が納得のいくものなら、漢王(劉邦)に味方すればよろしいでしょう。
私の首には、それだけの価値があるのです」
こうして、随何は壮絶な決意で自らの首を賭けたのです。
黥布にしてみれば、
随何を殺しても、随何の話を受けても、イイ方向に転がるのです。
このエピソードを初めて聞いた時、色々と考えさせられる部分がありました。
おそらく、人間が自分の命をかけて交渉すれば相手にもその熱意は伝わると思います。
それ以上に、自分の命をかける人というのは驚くべきアイデアを生み出し、
それを成功させるのではないでしょうか。
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