何年も前にお土産でもらった
お気に入りのショートブーツの
靴底とアッパーがはがれてしまったので
以前からずっ~と気になっていた
我が家のごく近所のお店に
靴の修理の相談に行ってみる。
決して入りやすい店構えとは言えない、
というか本当にここが店なのか
前を通っても気づかないような中央の黄色い建物。
屋根の「SAPATERIA」(靴屋)という文字も
程よく色あせて
奥まった店内にはとっても古~商品棚と立て鏡。
でも奥にはおじさんとお客さんが何やらお話しているし、
他にもよくお客様らしき人が出入りしているのを
何度か見かけたのでいつかは入ってみたいと思っていたので
ドキドキで入ってみる。
ちょっと怖そうなおじさんに
「あの~靴を直してもらいたいんですけど…」
と半信半疑で靴を差し出すと、
おじさん、すぐに靴を手に取り、
靴底がはがれた個所を厳しくチェックして
「片方だけかい?いいよ、10へアイス(約400円)。
今日の5時には出来上がるよ。」
とっても優しい笑顔でOK!
おじさん「じゃあ住所教えてくれる?」
私 「〇〇〇です」
おじさん「じゃあ、そんなに遠くないね☆」とウィンク
実際、おじさんのお店と我が家は目と鼻の先。
茶目っ気たっぷりのおじさんのウィンクで
すっかり緊張が解けていろいろお聞きしてみたら
おじさん、もう何年もここで靴屋を営んでいて
今は修理が専門になっているのだけれど
以前は↑の写真の木型で実際に靴を作っていたんだそう。
お顏からすると多分イタリア系の移民だろうおじさん。
その木型の種類から想像するに
お洒落なヒールのある女性靴を
同じイタリア系移民の女性たちを中心に
作っていたのかもしれません。
あまり多くを語らない職人気質のおじさん。
店内の写真撮ってもいいか聞いてみたら
「いいよ。アンティックなものばかりだけどね。」
とちょっとはにかみながら撮影を許可してくれました。
工房は使い込まれた工具やマシーンとお客さんの靴の数々。
古いけれどそこに味が感じられる素敵な修理屋さん。
クイックサービスのような修理屋さんもあるけれど
思い出のある大切な靴だからこそ、
こんな昔ながらの靴職人さんにお願いしたいな~と思う。
出来上がりはまだ見ていないけれど
おじさんならきっと綺麗に直してくれることでしょう
それでは皆様、今週末もどうぞ良い週末を。Bom Fim de Semana
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