こんにちは、コウダイです。
今日はついに5月も終わりです。5月に31日があったから、まだ5月でよかったなぁ、と1日の大切さを改めて感じてしまう月末ですね。
ところで、本日は“ワールド・ノー・タバコ・デー”なのですが、皆さんご存知でしたでしょうか?
日本語に訳すと、“世界禁煙デー”だそうです。禁煙と、ノータバコのニュアンスがどう違うなのかわかりませんが、タバコにノーを突きつけるという日。
WHOの世界保健機構では、この日の為に動画サイトYou Tubeにて、コマーシャルも発表していますが、この動画が結構シュールだったりするのです。
今年の禁煙デーの合言葉は、
【Stop Tobacco industry interference】
だそうです。
最後の、「インターフェアレンス」という、単語がちょっと聞きなれないのですが、これは、干渉や妨害という意味にあたります。
ようするに、タバコ産業は、「タバコを減らす/禁煙促進」のキャンペーンに干渉をするべきではない!という、大きな組織へと「ノー」を突きつけるのが2012年度のテーマとあたります。ちなみに、タイトルにある、"intimidation"は脅迫、という意味ですね。随分物騒なタイトルですよね。
このブログでは、何度か禁煙に関しての事や、海外でのタバコ事情についてお話しておりますが、ヨーロッパを除く、アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなど留学生の多くが集まる国々では、タバコの値段も非常に高くなっており、また室内でのタバコの禁煙などが厳しく取り締まられております。
万が一、日本の感覚で、窓をあけてタバコを吸えば、大丈夫でしょ。なんて、軽い気持ちでタバコを吸うと、それがばれてしまった場合は賠償問題や部屋を退去させられたりなど、大事につながる事があります。
特にアパートなどの集合住宅では頻繁にありますね。
さて、WHOが発表している今年のノータバコデイの動画をじっくりと見てみてください。タバコ産業が干渉するな!という事は、つまり「喫煙の美化」をするのを止めろ!と言っているようですね。
実際、この動画は極端な例だと思いますが、タバコ産業の売上が下降気味になると、そこに関わるタバコ農家の方や、タバコによって利権を得ている産業、政治家、官僚など多くの人達に影響がでてきます。
中にはタバコがすえないと営業が成り立たないという事で、居酒屋さんや、ファミリーレストランなど形だけの分煙状態になっているだけで、実質的にはタバコ吸い放題という事もありますよね。
一体どのようにしてタバコ産業の方々が関わっているのか?は不透明な部分ですが、WHOでは、以下のように、発表しております。
1. Manoeuvering to hijack the political and legislative process
- 政治的・立法過程に対しての裏工作
2. Exaggerating the economic importance of the industry
タバコがなくなる事によって起きる経済損失を誇張して吹聴する行為
3. Manipulating public opinion to gain the appearance of respectability
- 世論の意見などをメディアを通して操作して、タバコの露出度を増やす行為
4. Fabricating support through front groups
- 事実を捏造して他業界の支援を得る行為
5. Discrediting proven science
- すでに解明されている科学的根拠・事実に対し懐疑論を発信する行
6. Intimidating governments with litigation or the threat of litigation
- 訴訟や告訴などにより、威嚇をす行為
簡単な訳としてしまったので、詳しく知りたい方はWHOの活動である、TFIの詳細へリンクをしておきますので、ご覧になってみてください。
こうやって世界の機関が各国のタバコ産業に対してメッセージを発信するという事は、かなり大きなアクションなのかもしれません。それでも、ハリウッドなど映画でタバコの露出度が減ったり、昔と比べてタバコに対しての規制は厳しくなっているはずですが、まだまだ政治的にも難しい部分はあるのでしょう。
さすがに、この世界保健機構からのメッセージを日本はどのようにして受け止め、メディアにて報道をするのか?気になるところですね。
それでも最近では、日本でも禁煙の会社は進んでおり、大学などでも禁煙の大学や入試段階で新入生募集要綱としてタバコを吸わないこと。と記載されている学校もあるそうです。
少しずつ肩身の狭くなる喫煙家の方々ですが、タバコを吸う人と吸わない人の休憩の有無の違いなど、不公平感があるのも否めませんよね。
こういった世界で行われているイベントごとは、国によって様々な扱いがされています。海外で推進されている事が全てではありませんが、しっかりと日本の文化と世界水準のグローバルな文化の違いを理解した上で、『海外の良い部分』 『日本の良い部分』 をうまく自分の中で融合させて、新しい時代を作り上げていかなければなりませんね。
国際的感覚というものは、きっとそういうものなのだと思います。
■ 英語を理解するという事は、言語が分かればいいってものではありませんね。その国の文化や背景を学び、それを踏まえて、英語で新しい知識を吸収し、自分の中で噛み砕く。それでこそ、英語を学ぶかいがあるのだと私は思います。
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