おはようございます。
僕はアフリカで1年のほとんどを過ごしています。
「アフリカでは何語で話しているのですか?」
とよく聞かれるのですが、その質問にはいつも困ってしまいます。
なぜなら、アフリカはとても広く、国どころか、地域ごとに全く違う言葉が使われているのですから。
それでも、メジャーな言語は英語とフランス語だと答えても間違いはないでしょう。
英語とフランス語ができれば、アフリカのほとんどはカバーできるはずです。
それらの国々は昔、イギリスかフランスの植民地だったことが理由なのですが、実はイギリスと違い、フランスは経済的にアフリカの旧植民地とべったりな関係が続いています。
そんなフランスで、先日大統領選挙が行われました。
(フランス大統領選挙で決選投票に臨む野党・社会党のオランド候補と現職のサルコジ大統領)
サルコジ現大統領はその選挙に敗れ、新しい大統領の就任が決まり、フェイスブック上でも色々な意見が飛び交っています。
僕の友人も色々とコメントをしているのですが、意見が両極端に分かれてすごく面白いです。
フランス人の多くはサルコジが敗れたことに落胆し、フランスから移住したいという友人もいます。
フランス語圏アフリカ人の多くはサルコジが敗れたことに歓喜し、フランスに行くチャンスができたと喜んでいます。
どちらが正しくてどちらが間違っているという話では決してないのですが、サルコジは移民に厳しかったという側面がこの意見の差だと思います。
(ヨーロッパでは、ほとんどの国が移民政策に失敗し、移民問題が大深刻)
自国民を守ることが政治家の役目ならば、サルコジ大統領はもっと評価されていい政治家なのかもしれません。
日本でサルコジ大統領が紹介されるとき、しばしば「極右」と表現されます。
そういったレッテルの裏には何があるのかを見ていかないといけないのかも知れないですね。
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