こんにちは!
アイリスの黒須です^^
ニューヨークはすっかり春の暖かさを通り越して、早くも夏の到来を感じさせる暑さです。
この時期になると外に外出するニューヨーカーが街に溢れ、ジョギングやサイクリング、ストリートパフォーマンスなどを楽しむ様子がところどころで見られます。
またこの時期の名物としては 移動式の車でのアイスクリーム販売がストリートでたくさん見られます。日本で言う昔の焼き芋やさんや豆腐売りのように独特の音楽を鳴らしながら、町中を動いてまわるんです。
ちょっと郊外にいくと、この音を聞きつけて、家から子供がアイスクリームを買いに出てきたりします。
僕も甘党なので、この音を聞くとついつい目が車の方にいってしまいます。
さて、そんなニューヨークで今回ご紹介したい学校は。。。。
ニューヨークのオシャレなソーホーエリアにビルを構え、料理学校としてはNYで最大規模を誇るInternational Culinary Center(インターナショナルカリナリーセンター)さんです!
まずこちらの学校に行って驚かされるのが、その規模です。
今回、学校見学に行くにあたり、学校の前でスタッフと待ち合わせをしていたんですが、 現場に着くとそこにあるのは、おっきなフレンチ系のお洒落なレストラン。
あれ?学校がここにあるはずなんだけどなぁ~とあたりをうろうろしていても、他にビルは無く、最初はちょっと戸惑ってしまいました。
近くの警備員に話を聞いてみるとびっくり、 International Culinary Centerさんは、一階が自社経営のレストラン(L’Ecole)なんです。
後ほど詳しく書きますが、こちらのレストランで、実際にお客さんと接することで研修を行っていくそうです。これにはさすがにびっくりしました。
そしてこのレストランの上の階が学生用の教室や学校のオフィスになっています。
さっそく上階に上がって、今回お会いする約束をしていた担当者のクリスさんのところに行ってみると、受付にはモデルのような美人のお姉さんが笑顔で対応してくれました。
クリスさんを待つ間、受付の椅子でスタッフ一同座って待っていたんですが、その時にお姉さんが学校で作った焼きたてのクッキーをスタッフにくれました。甘すぎずサクサクしていて、とってもおいしかったです。アメリカのお菓子といえば、超がつくほど甘く、生地もしっかりしたものが少ないので、こういった本格的なお菓子を食べると、ちょっと感動します。
しばらくすると、奥からクリスさんが出てきて、さっそく挨拶。
そして、学校の中をくまなく案内していただきました。
International Culinary Centerさんは、もともとフレンチ系のFrench Culinary Institute(フレンチカリナリーインスティテュート)とイタリア系のItalian Culinary Academy(イタリアンカリナリーアカデミー)の2つを運営しているのですが、この学校内ではその他にも実に幅広い授業を行っているんです。
まず3階に上がると、 大きな厨房が目に飛び込んできます。とても清潔で広く、料理に必要な機材は全て揃っている立派な教室です。
こちらの階では、主にClassic Culinary art programとClassic pastry art programの2コースが行われていました。Classic Clulinary art programでは調理器具の使い方や食材の扱い方など最も基本的なところを一から教えてくれます。最終的には最初にご紹介した一階のレストランで実習を行うことによって、卒業後にすぐに即戦力となれる人材の育成を行っています。教えてくれる料理も前菜からデザートまでと幅広く行っています。
また、こちらの学校で使う包丁などの調理機器は全て授業料に含まれており、全ての学生に専用の調理器具セットが渡されます。
とてもユニークだったのはItalian Culinary Experienceコースを受講されている学生さんは本場イタリアで数ヶ月の間、研修を行う事も出来るそうです。
またClassic pastry art programのコースを覗いてみると、教室の前に飾られていた生徒の飴細工やチョコレート細工の作品に驚かされました。どれも作品の完成度が高く、とても素人の一般学生が作った作品とは思えないくらいの出来栄えです。クリスさん曰く、このプログラムを卒業するとこのぐらいのレベルまではスキルが上がるそうです。こちらのコースでは、飴細工やチョコレート以外にも主にお菓子作りに必要な知識を身につけることが出来ます。
続いて4階に上がります。
こちらではArt of International Bread Making ProgramというコースとClassic Culinary art programの中のケータリングやパーティー用の調理方法を教える教室がありました。
また特別講師を招いたセミナーの際や、授業の一環で行われるプレゼンの際に使用される教室も用意されていたり、世界各国の様々な料理や調理法、食材、食文化などが書いてある書籍が収められている図書室などもありました。International Culinary Centerさんの学生であれば、自由に利用出来るそうです。
この日も4階では多くの学生がパンを焼く練習をしており、フロアーには良い香りが立ち込めていました。パッと見た印象ですが、日本ではあまり見かけない種類のパンも数多くあり、パンの知識もかなり広い範囲を教えているようです。パン職人になるにはとても良い環境だと思いました。廊下には菓子パン細工の作品が並べられており、3階の飴細工同様、とても学生とは思えないレベルの作品ばかりでびっくりしました。それだけ、こちらの学校の授業の質が高いという事だと思います。
続いて5階に上がります。5階にあがると、まず目に飛び込んでくるのが食材の山です。5階は以前まで倉庫として使っていたそうで、食材の保管場所になっているそうです。クリスさん曰く、食材はどれも一級品を取り揃えているとの事です。良い食材を見ておかないと良い食材の見極め方はわからないからね!と言っていました。
この階には大きな食堂があり、授業で作った料理などをみんなで食べたりするそうです。またケータリングの授業を受けた学生が実際に大人数の料理を作る際に使われたりするそうです。
International Culinary Centerさんでは、一般の方向けに学校見学なども行っており、この階では焼きたてのパンを持って楽しそうに見学する家族連れの姿も見られました。
一通り学校見学が終わったあと、クリスさんへの質問タイム。
International Culinary Centerさんの特徴について色々聞いてみました。
こちらの学校の一番の特徴は、なんといっても世界各国から有名シェフを招いて、セミナーを頻繁に開催しているところだそうです。
例えば日本人だとアメリカの人気フード番組「アイアンシェフ」で日本料理の鉄人で有名なMorimotoシェフなども講師としていらっしゃるそうです。 第一線で活躍する有名シェフと実際に会うことで、生徒の良い刺激になるそうです。またそういったシェフがいるレストランとも提携関係にあるので、一流レストランなどでインターンとして働くチャンスも多いそうです。
また学校で講師をしている先生方も実際にシェフをしていたプロばかりで、有名なペイストリーシェフのJacques Torresさんも在籍しているそうです。
次に教えてくれたのが 手厚いアフターケア制度、International Culinary Centerさんでは過去に多くの有名シェフをニューヨークに輩出しています。そういった元生徒が独立し、レストランを持ちInternational Culinary Centerの学生を迎え入れたりしているそうです。学校見学中にも求人やインターン募集の掲示板にたくさんの有名レストランの募集記事が貼ってありました。
個人的に気になったのはMomofukuレストランという日系料理をベースとしたアメリカのレストランさんです。いまニューヨークでは何店舗も展開されていて、注目度が非常に高いレストランの一つなんですが、こちらのオーナーも実はInternational Culinary Centerさんの卒業生なんだそうです。
また、ニューヨークのフードイベントなどにも積極的に参加しており、生徒を研修として派遣して、実戦経験を積ませているそうです。
他にもニューヨークにはいくつか料理学校が存在しますが、実務レベルでの技術を磨く意味では、International Culinary Centerさんは圧倒的なレベルの高さです。
本格的に、食の中心地ニューヨークで料理を勉強されたい方には大変おすすめのInternational Culinary Centerさん。
興味を持った方は、ぜひアイリスまでご相談下さい。
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黒須
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