石油メジャーの英ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)は24日、アフリカ20+ 件のモザンビークを中心に探査を行う英コーブ・エナジー(COVE.L: 株価, 企業情報, レポート)を11億2000万ポンド(18億ドル)のキャッシュで買収することで合意した。東アフリカ20+ 件での天然ガス権益の確保を狙う。
コーブ・エナジーをめぐっては、タイ国営石油(PTT)傘下の石油・ガス開発会社、PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクションPTTE.BK(PTTEP)が2月に買収提案を行っており、シェルは当初16億ドルの提示額をPTTに匹敵する規模に引き上げていた。
シェルの提示額は1株当たり2.2ポンドで、コーブ・エナジーが身売りを発表した前日の1月4日終値に95.6%のプレミアムを上乗せした水準。買収にはモザンビーク政府の承認が必要。
PTTは、この発表に対し、今後の方策を検討していることを明らかにした。
膨大な量の天然ガスが発見された東アフリカ20+ 件では、アジア市場への液化天然ガス(LNG)の供給基地となることが期待されている。
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