新興国が世界銀行の次期総裁候補の擁立を目指していることに関連し、南アフリカは23日に記者会見を開き、アフリカ出身の候補者を発表する予定であることがわかった。事情を知る複数の関係筋が22日明らかにした。指名される候補者はナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ財務相とみられる。
一方、南アフリカの財務省は、南アフリカ、ナイジェリア、アンゴラの3カ国の財務相が23日にプレトリアで共同記者会見を開催するとのリリースを出しているが、その内容については公表していない。
複数の関係筋は今週、ロイターに対し、世銀の次期総裁候補擁立を目指す新興国が、ナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ財務相とコロンビアのホセ・アントニオ・オカンポ元財務相を指名する見通しだと語っていた。
米国は正式な候補者をまだ発表していないが、世銀総裁ポストはこれまで同国から出すのが慣例となっており、出資比率に基づき最大の投票権を持つことや先進国の大半の支持が得られる見通しであることから、ゼーリック氏の後任の総裁には再び米国人が就任する公算が依然大きい。
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