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パナソニックは9日、アフリカ北部で白物家電の生産を検討していることを明らかにした。2016年にも冷蔵庫の生産を始め、将来は洗濯機などにも広げる考え。新工場を造るか現地メーカーを買収するかといった進出形態や、投資額は未定。生産の現地化でコスト競争力を高め、需要に合った製品を投入して成長市場を開拓する。
同社はエアコンなど白物家電を成長の柱に据え、生活水準が向上している新興国の開拓を急いでいる。12年度以降にベトナムやブラジルなどで相次ぎ新工場を稼働するほか、ロシアとドバイに現地の生活実態を研究する拠点を新たに設ける。アフリカではナイジェリアに拠点があり、エアコンなどを売っている。
白物家電部門の売上高は11年度に1兆3千億円を見込む。15年度には1兆8千億円に伸ばし、営業利益率を10%に高める。海外販売比率も6割に増やす。12年度から北米でエアコンなどの販売を始めるほか、13年度には欧州に燃料電池を投入するなど、市場規模が大きい欧米でも本格的に事業を展開する。
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