みなさん知っていましたか?
コロンバスダウンタウンから北東に15分ほど上がったWesterville(ウエスタービル)と言う場所に、日本住宅があるんです。
が、現在は廃墟になっています。
この間、この家はどうなっているのかと思い
足を止めてみました。
Westervilleのダウンタウン南側にあります。
いつもは通り過ぎるのですが、今回は興味がありました。
数年以上前から買い手を捜していて、、
街の人達は、せっかくの日本風の家を保存しよう!!と運動していたのですが、、地価が下がったり、、誰も興味を示さなかったりと、、
結局は廃墟になっています。
残念です。。。。。゜゜(´□`。)°゜。
この家の経緯は知りませんでしたが、英文記事を読むと、、
『以前の家は、アメリカ式の普通の住宅だったけれど、第二次世界大戦後に日本駐在から帰って来たアメリカ陸軍兵が日本文化に魅了され、自分の自宅を改築して、日本式に仕立てた!』と。。。
今回知ったのですが、ここの敷地には
建物が二つありました!!
これは一つ目。(道路側より内側のものです)
あまり日本風には見えませんが、中を除いてみると一昔前の日本屋敷のような作りでした。(渡り廊下があったり)
これか道路側の2軒目の家
中をガラス越しに写真に撮ってみましたが、、光の反射具合でよく写っていません。。。
手前には掘りごたつ用の穴もありました。
写真に写っているのは?囲炉裏用でしょうかね~??
床の間もありました。
『~This was Japan through the eyes of a man who had fallen in love with the country during a post-World War II era when many Americans wanted nothing to do with the Japanese."It's love and war and camaraderie...』
~Columbus Dispatch, 3/16/2010, Demolition likely for Japanese-style tea house in Westerville
「訳: この家は第二次世界大戦後、多くのアメリカ人が何一つ日本人に興味を抱かなかった時代、1人のアメリカ人がこの国に魅了され建てた傑作です。愛、戦争、友愛の証であります。。」
記事では、George Henderson II という方が改築されたそうです。
彼の息子が、2005年に5000万(約日本円)である人に売ったそうですが、修復計画も巧く行かず、どんどん廃墟化して結局、街が$126,000.=1260万円(面倒なので1ドル100円で換算しています)で買うと言っているようです。アメリカではどんなに家が古くても、リフォームしたり、改善したりすれば家の価値をある程度保つ事ができるのですが(日本の様に10年以上経ったら家の価値ほとんど0のようにはならない)、この日本住宅は修繕もされず野放し状態だったので、家の価値(土地含め)半値以下になってしまったのです。
この周辺のアメリカ式の他の家は、Westervilleという綺麗で安全なダウンタウンに位置するので、もう少し価値がある値段です。
この2軒の建物間には、、鳥居があったようにみられました(元から切り取られた。。)記事では、
「日本から分解して運ばれた神社、鳥居は、2005年にFranklin Park Conservatoryの倉庫へ保管された。」と。
大変残念だと思います。。
家は現代の日本人からしてみると、かなり古い仕立てになっています。田舎の「おじいちゃん、おばあちゃんが住んでいる家」みたいです。
そのため、日本人でもここに住めるように、この家を改造するのは大変だと思います。
それとこの家が、Westerville(北東)でなく、、比較的日本人が多く住んでいるDublinや本田技研があるMarysvilleなどの北西エリアにあれば、日本人間で保存運動も上がったのではないかと思います。集会所などにできたりしたと思うのです。北東エリアだと、日本人の方達はなかなか足を運ばないので、、、難しいですね。
でも、1950年代のハンダーソンさんはこんな状況を想像できなかっただろうし、時代の流れが悲しい結果を招く場合もあります。
私たちが今できることは、
こんな素晴らしいアメリカ人がオハイオ・コロンバス周辺にいた事を忘れないで、彼に感謝する事だと思います。
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