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タスマニアをゆく with1歳7ヶ月児 その3

【3日目】
ロンセストン(Launceston)に到着して1泊。ホテルで美味しく食事したり(都会のホテルをイメージしないように)、遅くまで明るいので、超元気なカンカンを連れて川べりで遊んだり、横断歩道を何往復もしたり(通常の交通量を想像しないように)、石を拾ったり石を拾ったり石を拾ったり石(以下略)。
この日もひたすら「パパ!一緒に来て!」状態のカンカン、パパの手を何度も引いてはあちこち連れまわします。
 
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古~いレンガ創りの倉庫内でオットを誘導するカンカン
(※Q;他にもっといい写真は無かったんですか? A;こういう町です。)
 
オットセレクトのホテルはこの日も当たり。しみじみ1泊だけなのが惜しい。
食事も大変おいしゅうございました。お店のお姉さんがハイチェアを押入れから一本背負いで引っ張り出したら後ろから掃除機がなだれ落ちてきたけど。そんなガサツな動きもキュートなTASSIE GIRL。
ちなみにその夜のメニューはリゾット、フィレステーキ、チップスなど。米が食べたくて耐え切れなくなってリゾット発見やったぁぁぁぁと思ったらチーズたっぷりこてこてクリーミーリゾット。もう死にそう。
 
【4~5日目】
再び長距離移動。ロンセストンを出発し、目指すは今回のメインでもあるクレイドル山(Cradle Mountain)へ。
ロンセストンから北西へ車で2時間、途中で休憩に立ち寄ったデボンポート(Devonport)から南西へ1時間半のところにあります。
世界自然遺産であるタスマニア原生林の中核を占める国立公園で、樹林に覆われた山々に湖がいくつも点在するという神秘的な場所、というのがウリです。もちろん野生の動物もめっちゃ出ます。
 
イメージ 2
デボンポートにて。メルボルン~タスマニアを航行するSPIRIT OF TASMANIA
 
ま、町が!車がそこそこ混んでいる!商店街がある!たたたたTagetがある~マクドナルドがある~~!!と感激させられたデボンポート。タスマニアの実態が伝わりましたでしょうか(笑)
急に馴染みある味が恋しくなって、ここぞとばかりにマックでハンバーガーとポテトとチョコフラッペを食べまくる。これはおやつだと夫婦で言い合う。幸せなひと時(何しに行ったんだ)
しかしその後、「おやつ」以外にメインとなりそうな食事が出来る場所は見当たらず(爆)…。マック行っておいて良かった。世界共通旅のお供、ありがとうマクドナルド。ほんとはドナルドじゃなくてロナルド。知らなかったよロナルド!
 
たっぷりカンカンを遊ばせ、ストレス解消をさせてから再び車でクレイドル山へ。
ホテルは奮発して~クレイドルマウンテンロッジ!山の森の中に、バルコニーつきの山小屋風コテージがあり、広~い敷地内には体力に応じて20分、40分、1時間、2時間、2日間のウォーキングコースが設けられています(途中でやる気を無くした時点で行方不明確定)。
いい方のコテージを取ると本物の暖炉がついています(電気でつく暖炉もどきもアリ)。我が家はカンカンがいるので、リアル暖炉は危険極まりないため電気の部屋をとった、はずだったんですが、ロッジの人の粋なはからいでリアル暖炉のコテージへ変更されてました。ありがとうっていうか何してくれてんのよっていうか。お陰でカンカンが眠るまで暖炉に点火できず(セーターの上にウインドブレーカーを着ても冷えるような気候です)、起きてる間はススだらけの暖炉を開けたり閉めたり薪を触りまくったりと大変でした。
でも暖炉、すんごい暖かかったです。暗い部屋で暖炉の炎を見つめてると無言になりますな。その静かで神秘的な夜の佇まいの中、暖炉の前びっしり洗濯物を広げて乾かす庶民Night。
1週間弱も洗濯無しじゃ無理でした…。
(暖炉のお陰ですぐ乾くし、お風呂場のタオルかけのパイプが熱くなってるのでそこにかけとけば即乾燥!便利)
 
夕方コテージを出て、夕食のためにレストランに向かいながら敷地内を散歩(ほぼ山と森)。
するといるわいるわ、野生ワラビー、ウォンバット(LOVE)、うさぎなど。カンカンが大興奮で黄色い声をあげまくってました。それはどういうことかと言いますと、敷地内歩道から何からありのまま自然のままのUNKO大海原。新しいものから古いものまで、それはやがて大地に還り植物の糧になり宇宙の真理の一つをUNKOに見たっていうか人生でこれほどまとめてウンコを見たことってあっただろうか。
食事は大変おいしく(ウンコのあとの食事の話って)、日本から来た団体客もいました。ほんの数日間でオーストラリア数箇所を周るツアーなんですって…かなり体力的にも時間的にもきつそうです。食事の最中に待っていられず、オットと交代で退席して(といってもカンカン本人がほぼオット指名なので私の出番は少なかった)カンカンを遊ばせに出ているのを見て、ツアーのおばちゃんたちが話しかけてくれました。お孫さんたくさんいるんだって。…なんか懐かしいな。シドニーに来てから家族3人でやってきたからな。
「そろそろ部屋に戻るよ~」とカンカンの手を引こうとすると大暴れ!!
説得しようとするとドーンと床に大の字になって抗議!!初めて&ついに出ました、成長過程で通る道と言われましてもこれ以上困るものはございませんトップ3に入る「床に大の字でかんしゃく、イヤイヤ攻撃」!
ああ…カンカンもついにそんな年頃に……のほほんとしたキャラだから、そういうのひょっとしたら出ないかもなんて淡い期待もしてたんだけど…。
私にはちっとも寄ってこないので、オットが抱えて撤収。強引に遊歩道20分コースに置いてやると大喜びで駆け回りました……ええ、歩道っていわゆるアレです。日本だと尾瀬。分かりますかね…横幅1メートルくらいの板張りの床が、沼や草原など恐らく手を触れてはいけない自然保護区域の上を通っている状態です。そこを駆け回るので、いつはみ出して落ちるか気が気じゃない。一緒になって動き回るしかありません。もう二人ともヘトヘト……。
 
ワインとチーズのテイスティングツアーにも参加してみました。
ツアーっていっても我々3人だけ(カンカンにはハイチェア&お絵かきセットつき)。かわゆいニュージーランド人のお姉さんが眠くなるほど長いワインの歴史を真面目に説明し、「クリスマスだもの♪」という魔法の呪文と共に6種類のワインを好きなだけなみなみと注がれまくり、さぁお気に入りのワインも決めたし是非家に買って帰ろうと「ちなみにこれシドニーではどこで買えるの?」と聞いたら「どこでも売ってるわ♪」と言い残してツアー終了。
………え?
ワイン売らないの?
どっかの船長がタスマニア大陸を発見したところから説明しといてワイン売らないの???
TASSIEの商売ッ気の無さは天然記念物レベルです。
 
イメージ 3
ダヴ湖ほとりで仲睦まじく遊ぶ父子。母ちゃんほぼロンリー暇人
 
子連れや年配客で一番行きやすいブッシュウォーキングは、ダヴ湖周遊ルート(Dove Lake Circuit)です。
クレイドル山の麓にあるダヴ湖を1週する1時間半くらいのコースなんですが、歩きやすいコースのようです。我が家も最初はそのルートを…と思ったんですが、前日までの移動疲れ&連日夜泣きとハードに遊び続けるカンカンの相手疲れでヨロヨロだったオットとヨメ。湖を1週せず、ダヴ湖駐車場へ車を置いて湖を見に行き、グレーシャーロック(Glacier Rock)という岩の上に昇って景色を見る、というのだけやってきました。
カンカン、めちゃくちゃ歩いたんじゃないかなぁ…。途中疲れて抱っこをせがむのもオット。私が手を出しても無視…ッ!!まるで「男同士で楽しんでんだから邪魔しないで」とでも言われているよう(涙)
ちなみにこの美しい湖の湖畔でうんてぃ。
しゃがんで石を拾って拾って拾って……石だらけなのでカンカンにとってはパラダイス。遊びながらめっちゃ唸ってると思ったらモリモリうんてぃしてた…。絶景の中でもよおすのはさぞ気持ち良かったであろう、息子よ。
(しかしUNKOネタ多いな)
 
イメージ 4
デジカメご臨終で液晶画面映らず。勘でシャッターを押した一枚
 
余談ですが、ここでもケンカ勃発しました。
疲れもあったでしょうが、カンカンの急成長&自己主張の進化に振り回され、オットにべったりで私がいじけていたせいもあり…またまた口論になり、一人で鬱蒼と茂る森の中へ1時間ほど散歩に出てきました。
散歩っつーか山登りっつーか。樹海を想像してもらえると分かりやすいかも。足元は湿気でコケだらけ、日光が届かないほど生い茂った木々。しーーーーん…とした森の中に一人。世にも奇妙な物語を思い出した(タモリ進行のオムニバスミステリードラマ)。このまま森の一部になって帰れないとか(笑)
突然変化しまくるカンカンに置いていかれたような気持ち、すぐケンカになってしまう情けなさで、せっかくの旅行中なのにめちゃくちゃ死にたいモードになった一日でした。
 
【6日目】
 
 
クレイドル山から長距離移動でホバートまで帰ってきました。もう一泊ホバートで再び過ごします。ここで泊まらないと、長距離運転した後すぐ飛行機に乗って帰らなきゃならんので、心と体の余裕を見てのもう一泊(だそう)です。
 
イメージ 5
アートホテルっちゅー名前だけあってギャラリーみたいな室内。目の前は港
 
道中はいつも通り休憩を挟みながら。デボンポートで立ち寄ったインフォメーションセンターのおばあちゃんが教えてくれたハニーファームに寄ってきました。
ハニーハンドクリームがあったので親たちにお土産……メイドインニュージーランド書いてあるがな。タスマニア関係あらへんがな。ハニーまだカンカンが当分食べられませんがな(オーストラリアでは2歳くらいまで、日本ではできれば3歳まで食べさせないでってことになってた気がする)
たくさんのはちみつやその加工品など、お土産を販売するお店があるだけなので(ファームちゃうやん)、カンカン2秒もたず。もう全然だめ。すごい焦って買い物。
そして「魔女の宅急便」に出てくるベーカリーのモデル?と噂があるロス(Ross)の町のベーカリーへ。本家は否定してる上、噂はネット上に広まったもの…とパンフレットに書きつつ勝手に魔女宅の自家製イラスト描いてあってあんたこれ大丈夫なの?(笑)
中国人観光客がたくさん来てました。パンフによると日本人もいっぱい来るらしい。噂ってすごいなぁ。
で、ほんとにモデルになってる感じかどうかというと…
なんかオットより背が高くて強そうなばあちゃんがパン売ってた。
タイマンはっても負けそうだなオット。ストロングばーちゃん。どこがキキとかジジなの誰か教えて。 
 
ホバートに着いたらもう夕方。初日に行ったレストランと同じところへ行き、リゾットにリベンジ。
美味しいんだけど高いんだよコンニャロ。その後、テイクアウェイ専門の小さな出店みたいなとこでチップスとスカラップのフライを買う(おやつですよ)。庶民価格でしかも美味しい。
何より、カンカンがホタテわしづかみでモリモリ食べていた(レストランでは脱走してたくせに)
フライ好きなのかぁ。これから家でもやるか。面倒だけど。
 
 
こうして無事シドニーへの帰路へつき、帰った直後(昼前に到着)、寿司を食べに行きました。
米!醤油!!ダシ!!SASHIMIーーーーっ!!!
和食に飢えた体に染み渡る寿司たち。
この感動で、旅の感動を忘れそうになりました。ごめんオット。
そして全員、見事なまでにタスマニア太り。なんとかしないと…………

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ブログ紹介

走れ!オット&ヨメ in シドニー

http://blogs.yahoo.co.jp/ayako_kanagawa1130

マラソン駅伝ロードレース大好き、酒大好き。ゴールの後は超乾杯!が生きがいの三十路半ば。 ​09年北海道マラソンを完走後、予想外の妊娠発覚につきランニング休止。夫もつられてトレーニング不足気味…?​ 1​0年4月23日息子誕生!さらに6月からシドニー転勤、赤ちゃん連れで引っ越しました。 ​英語はもちろん、分からないことだらけの新生活がスタートしたばかりです。

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