旅の話を書こうか、カンカンメモ最新版を書こうか迷ってしまうほど…
今回の旅行をはさんだ１～２週間でカンカンは急激な成長期を超え、誰か知らない子のようにさえ感じることもあったりで、旅の間中わたしは驚いたり寂しかったりさせられていました。
でもやっぱり、忘れないうちに旅の話をしよう！
荒ぶる男カンカンの話がどうしてもあちこちに出てきてしまうと思いますが…
どうか少しでも「タスマニア」の魅力が伝わりますように！と願いつつ、頑張ってまとめてみたいと思います。
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さて今回の旅先はTASMANIA。
オーストラリア大陸の南に浮かぶ島で、４つの国立公園が世界自然遺産に登録されているという、もう聞いただけで脳内が緑色に染まりそうな大自然の島ですね。
州都はホバートですが、ここに行っただけでは「タスマニアに行ってきました」とはちょっと言いがたい感じ。やはり原生林、国立公園、山をじっくり見ないことには！そのためにはレンタカーが必須アイテム。我が家はカンカンというちびっ子がいるので「くれぐれも無理のないスケジュールを組んでくれ」と散々オットに頼んでいましたが、それでもレンタカーの走行距離は軽く1000kmを超えました。ケツ割れるかと思った。車好きで基本大人しく座っていてくれるカンカンでさえ、さすがに途中でキレかかっていました。
1週間も時間がとれないとか、そんなに長時間子供が車に座ってくれない…という人は、タスマニアを周遊するルートを取らずに、一番のメインであるクレイドル山のみでじっくり宿泊するといいかも知れません。私も次回はそうしたい…次回なんてあるのか分からないけど（日本から直行便は無い）
【1日目】
朝7時00分の便だったので4時起床。シドニー→ホバート空港（1時間55分のフライト）。
カンカン、離着陸時は窓の外を見て大人しくしているので有難い。基本、乗り物が好きだから動き出すと興味津々らしい。1時間ちょっとあるＤＶＤを見せている間もずっと静か。いい仕事したぜＤＶＤプレーヤー…！
おまけにほぼ満席だった機内、3人席のうち２つに座っていた私達（カンカンの席はとっていない。2歳以降有料になるまで頑張る！…と思ったが、ほんと今回が限界だと思うｗ大きさ的にも動き的にも）、の隣に座っていた1人旅風の兄ちゃんがたまたま近くにあった空席に「僕移動するからココ3人で使って」と移動してくれた。
そういえばフィジーの時も3人席を使わせてもらえたっけ。カンカンは運がいいな～
チェックインまで時間があったので、レンタカーでホバート近郊の町を回る。
まずはリッチモンド（Richmond）へ。
町の中心にあるオールド・ホバートタウン・モデルビレッジを見にいく。
1820年代のホバートの町を精巧に再現…ということだが、まぁ30ドルだかそこら払うほどのことは。ね（爆）社会化見学らしき小学生たちが大勢来ていました。狭いので一瞬で見終わってしまいます。ただ可愛い庭風なので、カンカンをしばらく自由に走り回らせておくことができました。
シドニー近郊にもルーラっていう町があったと思うんですが、雰囲気はあそこに似ているかなぁ。ウッドクラフトやアンティークショップ、Cafeやベーカリーなんかがあります。
Scallap Pie（ホタテパイ）の文字に惹かれてベーカリーで休憩。……今思い返せばタスマニアでのパン地獄はここから始まった。タスマニアで食べるパンはどこで食べても旨い！！カリカリとかサクサクじゃなくて、全部ふわふわ。レシピが知りたくなるくらい優しくて美味しいパンです。あとコーヒーも私好みでとても美味しい。どこで飲んでもまろやかで優しい味IいつもFlat Whiteしか飲まないけど）。エスプレッソしか飲まないぜ！という攻撃的なお客様にはまろやか過ぎるかも知れませんが（笑）
が、純日本人たる我が一家、一週間一度も米を食べないというのは初めての体験。
……無いんですよ。シドニーの多国籍フードっぷりがものすごく有難いことなんだと痛感しました。行けども行けどもベーカリー。パンにチーズにチップス。朝からハッシュドポテト。ちょっといいレストランに行くとフィレステーキとチップス。ね。重いのよアラフォーには。
（しかしこの後、ベーカリーでさえ【あればラッキー】である大田舎の洗礼を受ける。東京からシドニーに来た時は何て田舎なんだと思ったが、タスマニアからシドニーに帰ってきたら脳内ＢＧＭは大都会byクリスタルキングであった）
その後、リッチモンドから15分くらいのところにあるボノロング・ワイルドライフパーク（Bonorong Wildlife Park）へ。
カンカンが自分で餌をあげた！
何も教えてないのに、私がカンガルーに餌をやっているのを見て自分で餌を取り、カンガルーにおもむろに「どうぞ」。もしゃもしゃされてくすぐったかったのか「……ぇへっ……うへっ…」と変な声をあげて喜んでいました。
もちろんタスマニアンデビルもいっぱいいます。見た目は小さくてすごく可愛いのに…あの声さえなければ……。
ウォンバットの赤ちゃんも触らせてもらいました。
そしてこの後、オットとカンカンに鳥のうんてぃ爆弾落下。
まーとにかくのどかでね
お次はホバートの真南にあるネルソン山（Mt.Nelson）へ。
山といっても標高340mしかありませんが、他に高いものが何もないので景色は良いです。
オーストラリアとは思えぬ甘さ控えめ（ほぼ甘くない）のケーキたち
山頂にあるシグナルステーション・レストランでコーヒーとスイーツなど頂きました……が、この時カンカンのご機嫌が最悪に。眠いところを起こされてのお茶タイムだったため、おやつ攻撃も全くきかず。
それは分かるとしても！
何故私の抱っこを受け付けないのだ！？
…実はシドニーを出発した時からずーっとそうだったんですが、カンカンがオットにべったりで私にほとんど寄ってこなかったのです。食べ物が欲しいときだけ来ます。私のカバンに。それ以外は抱っこ、ねんね、遊びと全てオット。私が手を差し出しても、それを迂回してオットに抱っこをせがみに行くのです。
もう最初っから心へし折りまくられ旅です。
なんだよなんだよ、オットなんか初日朝4時起きなの分かってたのに二日酔いになりやがって。行きの飛行機で５ドルのカップ麺買いやがって（二日酔いの後に訪れる超空腹を満たすにはラーメンかマクドナルドの法則）あんなツメの甘い男のどこがいいんだカンカン！！
夕方にホテルにチェックインした後も、夕食を食べに外に出てもやっぱりカンカンはオットから離れませんでした。そして何だか様子が……うまく言えないんだけど何か今までと様子が違う。カンカンが違う人になったみたいで戸惑う私。ズバリそれが成長期＆変身を遂げたわけですが、詳しくはカンカンメモ最新版で書きます。
で、夕食はホバートのビクトリアドックにあるミュアーズ・アッパーデッキ（Mures Upperdeck）。
なかなかの人気店のようで、団体の観光客もたくさん。シドニーでよく食べる牡蠣は確かロックオイスター？で身が小さく味もあっさりしていたと思うんですが、タスマニアではぷりっと太ったクリーミーな牡蠣が美味しかったです。
夜21時を回るまで暗くならないので、のんびり散歩してホテルに戻り、なかなか寝ない＆何度も夜泣きで起きるカンカンを相手しつつ初日は終了したのでした。
