おはようございます。
「アフリカスモールビジネス:従業員の選び方」の続編です。
前回は「お金」に対する姿勢を見て従業員の選別をすることを書きました。
ただ現実的にいうと、
こちらに都合のよい人間なんてそうそういないものなので、
あくまで、ひとつの基準として見ていただければ良いと思います。
それでは、
今まさに雇用しようと思っている人間が「良い人」か「悪い人」かの判断がつかないが、
とりあえず雇わないと話が進まないときにはどうすればいいのでしょうか。
社長をしていると、こういった場面によく立たされると思います。
]
(メディア関係の仕事をしている友人。ブラックダイヤモンド達です。)
きちんとした経歴を持ち、
きちんとした履歴書、卒業証明証、身分証明証、資産もあるようなブラックダイヤモンドを雇うとき先進国と同じように契約書でしっかり縛れば大丈夫ですが、
ただのドライバー、小作人、小間使い、店番、作業員等々誰でもできるような仕事の募集に来る人は上記のブラックダイヤモンドが持っている参考になる経歴や、卒業証明書がない人たちばかりになってきます。
(友人のパーティーに来ていた若いブラックダイヤモンド達。)
(注意:ブラックダイヤモンドとはアフリカの「ミドルクラス」の人たちの事です。
関連記事:日本人の知らないアフリカ ~もうひとつのアフリカ~)
そういったミドルクラス以下の人と仕事をするときは、
いろいろとトラブルに巻き込まれやすいのが現実です。
彼らが一年かけても稼げないようなお金や効果な設備が置いてある事務所や自宅で働くことになるので、人間として「欲」を出すな、という方が摂理に反している気がします。
(木彫り職人)
そういった彼らを雇用するに当たってはいかのポイントを抑えるとトラブルが減ります。
まずは、
①自宅を訪問する。(住所を確認する意味もありますが、近所の人と話をしたり、家族に会うと人間、悪いことをする気持ちが減ります。また持ち家だったりすると、逃げれないので大きなプラスです。)
②保証人をつけてもらう。(ある程度社会地位のある親戚、兄妹、知人に保証人になってもらい、何かトラブルがあった場合の責任をとってもらうため。)
③地元の有力者の推薦状。(タンザニアでは一般的な手法です。)
④前の雇い主の推薦状。(履歴書代わりになります。)
上記のは簡単そうに見えますが、意外と効果を発揮します。
(友人の会社の従業員達。)
他にも地域別の現地のやり方があります。
その地域ではどのようにして人を信用しているのかを勉強して、その土地の常識に沿ったやり方で雇用するのが一番のポイントになります。
■過去関連記事■
■アフリカスモールビジネス :スモールビジネスを始める。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。