両方のマーケットに拠点を持つ強さ

おはようございます。

先日のセーファのデバリュエートの情報から、通貨に対しての記事をいくつかアップしています。

日本にいると、アフリカの通貨の事なんて考えたことも無いと思いますし、日本人の生活に影響を出す事もほとんどないと思います。

ただ、通貨に関する考え方は基本的にどちらの国でも同じだと思いますので、何かの参考にして頂ければと思います。

先日の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。

・セーファのデバリュエート

 ・現金の怖さ

今回のセーファのデバリュエートはうちにとってはとてもおいしい結果となります。

おそらく、セーファ圏でビジネスをしている会社では珍しいと思います。

ほとんどの会社が打撃を受けているはずですから。

では、なぜうちの会社はこの状況でおいしい結果になったのでしょうか。

答えはうちが国際送金をほとんど行わないからです。

うちは中国とアフリカとの間の貿易を行っていますが、両方の国で輸入者であり、輸出者です。

つまり、

①中国でＡと言う商品を仕入れてアフリカに送ります。
↓
②Ａをアフリカで販売し、アフリカで現金を得ます。
↓
③その現金でＢと言う商品を仕入れます。
↓
④Ｂを中国で販売し、中国元を得ます。
↓
⑤①に戻る

簡単に書くと、このサイクルを繰り返しているため、国際送金を行うことはありません。

そのため、ほかの貿易会社がセーファのデバリュエートのためにビジネスを一旦ブレーキをかけている間にうちは通常通りビジネスをする事ができます。

さらに、デバリュエートの前後で海の上にある商品はそれだけで価値が上がってしまいます。

その両方の理由から、うちにとっておいしい結果になりました。

貿易をするなら、両方の国に拠点を持たないと危ういのかもしれません。

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