おはようございます。
津梁貿易の金城です。
日曜日、大阪府知事と大阪市長のダブル選挙は大阪維新の会が両方を制したそうですね。
この結果がいい方向に転がるのか悪い方向に転がるのかは分かりませんが、
今までとは違う流れで大阪が変わっていきそうですね。
本日は、シリーズ化している兵法三十六計です。
昔、ある人が、
「兵法を深く知っていてもそれを実践できるかどうかは資質次第」
と語ったそうです。
兵法を知る人が少ない中、それを実践できる人がさらに少なくなると、
少しでも実践すれば結果を得やすいということを言い表しているように感じました。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「仮痴不癲」「痴を仮りて癲わず」
原文は以下です。
寧偽作不知不為(知らない振りをして、愚かに見られるより)
不偽作仮知妄為(知っている振りをして、愚かに為るより良い)
静不露機 雲雷屯也(沈黙を保ち本心を見せず、雷雲が時を待つ如し)
これは、以下の故事からの知恵です。
本計の主人公の司馬懿は、諸葛孔明と戦い「死せる孔明、生ける仲達を走らす」といわれた仲達です。
彼は魏の権臣として曹操・文帝・明帝・斉王に仕えましたが、斉王の即位後、重臣である曹爽と対立するにいたり、二四九年にクーデターを起こし、曹爽勢力を一掃しました。
本計の例話は、曹爽と対立を深めたとき病気を装って曹爽を油断させ、彼が外出した隙を狙ってクーデターを起こし、軍の指揮権を奪い、曹爽勢力を駆逐したのを述べたものです。
司馬懿はこのように遠謀深慮の士であったので、このあと九品官人法(魏の時代に始まった官吏の九つの階級)の内容を一変して、朝士の代表的地位を得るのに成功し、孫の司馬炎が魏の禅譲を受けて晋を建てる基礎を築きました。
これを大まかに解説すると、
愚鈍を偽装して相手を油断させ、相手の警戒心を解くのが目的です。
色々な場面で運用出来ますが、この計略を使う時というのは、まず自身が相手よりも劣勢に立っている場合です。
それでは明日、この「仮痴不癲」をアフリカマーケットに応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
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