おはようございます。
津梁貿易の金城です。
そろそろ年末の予定を立てないといけない時期ですが、皆さんのご予定はいかがでしょうか。
アフリカでは基本的に年末年始は休みのところが多いです。
その分ビジネスも落ち込んできますけどね。
さて、本日は「偸梁換柱」の応用編です。
偸梁換柱についての説明は前回してありますので、こちらをご覧ください。
併戦計:偸梁換柱
また、中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
それでは、当社がアフリカマーケットで実際に行っていることを1つほどご紹介します。
外側と内側
この戦略はビジネスを行っていく上で多くの場面で使う事ができます。
その中でどの場面を書こうか迷ったのですが、1番当たり障りのない事を書こうと思います。
会社を買収した際、買収した側が懸念すべき事の第1位は組織改革だと思います。
組織改革が上手くいけば利益を上げることも、永続的にビジネスを行うことも可能になってきます。
そもそも、買収される会社と言うのは利益が上がっていない、または利益の上がりにくい会社なので、組織改革は必須事項になってしまいます。
そういった組織改革ですが、もちろん反対者が必ず出てきます。
反対者の首を切ることは簡単ですが、そうすると人材が不足して、会社が軌道に乗るまでに時間がかかったりもします。
その反対者に対して話し合いを行うのですが、落とし所は意外と簡単に決まります。
基本的に買収された側の人間は組織改革を行いたくないものです。
その意見を受け止めてあげるだけです。
つまり、組織の名称や各チームの人数などはそのままにして、そのポストに座っている人間を入れ替えるのです。
そうすると、見た目には組織が変わっていないので反対者の突っ込みどころが無くなってしまいます。
利益をあげていないのに、重要ポストに前任者をそのまま座らせろという要求は彼らもやりにくいのです。
また、仮にこちらの意図が気付かれたとしても、外見がそれまでと同じだと、どうにも反発心が起き辛いです。
外面を維持する事で、周囲の心理的反発や反感を最大限に回避し、スムーズに操縦することができますね。。
当社の経験から、人間というのは外見に騙され易く、ほとんど外見しか見ず、中身まで一々注意深く観察しない、という性向があると言えると感じています。
ぜひさまざまなパターンを考えてみてください。
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