今日も今日とて猛烈に暑い。特に今日は紫外線が最強クラスだったようで、帽子をかぶり日焼け止めを塗りたくり、水分補給もたっぷりしながら遊んでいたカンカンも顔が真っ赤っ赤になっていました。
楽しく遊んで疲れ果てて、夕方電車に乗って家路に向かった時のこと。
ちょうどラッシュアワーで混んでいて（日本のラッシュアワーと同じものを想像してはなりません。人口が少ないです！）ベビーカーが乗れる車両を探して……あっあそこ少しすいてる～っと乗り込んだ直後、ものすごいガタイのいい警官が２名乗っていることに気づきました。
その時点で「しまった、ココでなんかヤバイことがあったのかも」と気づくべきだったかも知れないけど、とにかく一日出かけて疲れていて、何より暑さでボーっとしていてそれに気付けませんでした。
ドアがしまると、座っていた一人の男性が座席を譲ってくれたので有難く座りました。
目の前にデカイ警官が立っている。二人並んで何やってんだろ…？と見てみると、警官の向こうに態度の悪そうな男性が一人座っていました。お酒の匂いもするような…。
すると男性が不意に立ち上がり、なんだかんだと文句を言いながら（英語でしかも多分汚い言葉だったのでよく分からない）どこかへ行こうとしました。それを警官が乱暴に止めた瞬間、「触るな！！！」と怒鳴り声が車内に響き…
触るな、触るなと神経質に繰り返し次第に声が大きくなる男性と、いい加減にしろ座れととにかく乱暴に腕をつかんだり、座席に突き飛ばしたりする警官。
この警官が乱暴にすればするほど、どんどん男性もヒートアップして危ない感じに激怒していきました。
やばいやばいやばい、シドニーの電車は車内がとても狭い。
車両の半分は２階層になっているので、ベビーカーで乗れるのは階段を使わない半分だけ。逃げ場がない。
私一人なら走り回って逃げるとか、２階へ行くとか、最悪巻き込まれて暴力でもくらいそうになったら指一本くらいは噛み千切ってやろうと思いましたが（そんなこと思うのもどうかと思う）、何よりカンカンがいる。
特に暴力を意図的に振るわれないとしても、既に目の前でウロウロ動き回っている大男三人にぶつかられたらカンカンはベビーカーごと倒れてしまう。その上につまづいて乗ってこられたら…邪魔したからと切れられたら……
席をたち、ドアのそばに逃げる。
が、男が何度も何度も動き回り、それを追いかけ回し乱暴に扱う警官の方が先に私にぶつかりました（爆）
ハッキリ言って超大男です。どう頑張っても丸腰で勝てる相手じゃありません。
ベビーカーを扉側に向け、私がそれを背後にかくまうようにして仁王立ち。万一流れ弾があたってもまず先に私の骨が折れるくらいで済むはず……はやく、はやく駅についてくれーーー！！！
どびゅーーーーっと音が聞こえた気がした。私の汗の（爆）
恐怖と緊張で汗が噴出すってこういうことなのね！！
その時、一人の男性が警官に物申した。
「あんた、さっきからこの男性に偉そうに言ってるけど、あんた今この人（私のこと）にぶつかって飛ばしておいて気付きもしなかったじゃないか」
ちょ おまっ 何話題に出してくれてんのよ！
力技で巻き込むなーーーーーーーーーーーーーーーーっ！！！！！
怖い怖い怖い怖いーーー助けてーーーーオットーーーーーうえーーーーーーん。。。。
三十路後半の目から汁出ました。
男達の怒鳴りあいが続いていたというのに、空気を読みまくった男カンカンは一切ぐずらず（車内が珍しく冷房がきいてたお陰かも）あそこでギャーギャー泣かれてたらと思うと肝が冷えました。
しっかしほんと警官よーーーー。二人もいて周囲の乗客への安全配慮ゼロってどういうことよ？
Railcopって書いてあったから鉄道警察か。勘弁してよホントに。
結局３人は途中で降りていき、一人ワンピースが湿って変色するほど汗と涙でボロボロになった私と……終始知らん顔だったほかの乗客たち。
☆反省すべきポイント
* １車両に警官２人もいたらおかしいと乗る前に気付け。
* もっと早く危機を察知して途中下車するべし。
* 最悪、カンカンをベビーカーから降ろして抱っこして２階へあがるべきだった。
また気を引き締めて！子連れの責任感と危機管理、気持ちを新たに気をつけよう～！！
