(以下抜粋:記事元)
アフリカ西部のナイジェリアで、4日から5日にかけて警察署や教会などが相次いで爆破されたり銃撃されたりした事件で、これまでに確認された死者の数は100人以上に上り、警察はイスラム過激派によるテロとみて捜査しています。
この事件は、ナイジェリア北部、ヨベ州の町で4日夜から5日にかけて武装したグループが警察署や教会などを相次いで爆破したり銃撃したりしたものです。ナイジェリアの赤十字などによりますと、これまでに確認された死者の数は100人以上に上ることが分かりました。さらに現地のアメリカ大使館は、6日、外国人の利用が多い首都アブジャの3つのホテルについて爆破テロの標的になる可能性があるとして、当面、建物に近づかないよう警告しています。
AP通信によりますと、ことし8月にアブジャで国連機関が入ったビルに自爆テロ攻撃をして20人以上を死なせたとしている地元のイスラム過激派が今回の犯行を認めているということで警察が捜査しています。ナイジェリアでは長年、イスラム教徒とキリスト教徒の対立が続いていて、ことし4月に行われた大統領選挙でキリスト教徒の大統領が再選されたことに一部のイスラム教徒が反発を強め、各地で爆弾テロが相次いでいます。
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