おはようございます。
津梁貿易の金城です。
毎週恒例の兵法三十六計シリーズです。
最近では普通のアフリカビジネスに関する記事と、この兵法三十六計に関する記事とで読者層が違いを感じています。
当初は予想していなかった事なので、私の方が少し戸惑っていますね^^;
では、シリーズ化している兵法三十六計です。
本日お伝えする「混水摸魚」は 敵の内部を混乱させ、敵の行動を誤らせたり、自分の望む行動を取らせる戦略です。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「混水摸魚」「水を混ぜて魚を摸る」
原文は以下です。
乗其陰乱(内部に、混乱を起こさせて、)
利其弱而無主(主なき状態で、弱体化させる)
随、以向晦入宴息(これは、夜に家で寝るのと同じ)
これは、以下の故事からの知恵です。
明代、寧王の朱宸濠が反乱した(寧王の乱)がありました。
鎮圧を命ぜられた王陽明は、準備が整わないので一計を案じて、寧王の配下の李士実と劉養正に宛てて「君らの国に対する忠誠を了解した。寧王がいったん城を離れて戻ったときには大事は成功している」と書いた親書を偽造し、捕らえていた朱宸濠の間者に対し、獄の看守を寧王派と詐称させて接近させて、その間者に親書の内容を漏らした上で、寧王の下に逃走させました(反間計)。
李士実と劉養正は、早く南京を占領して皇帝を称するよう寧王に進言していましたが、逃げてきた間者の話を聞いた寧王は疑心暗鬼となり躊躇して動きませんでした。
このとき、南京に鎮圧軍はまったく集まっておらず占領の好機でありましたが、結局、寧王はこれを逃すこととなりました。
そして、その間に軍備を整えた王陽明により寧王は滅ぼされてしまいました。
これを大まかに解説すると、敵の内部を混乱させて(混水)、弱体化したり、作戦行動を誤らせたり、我の望む行動を取らせるよう仕向ける戦術です。
特に、情報とは、諸刃の剣です。
上手に使えば、真実に近づき、下手に使えば、現実に囚われてしまいます。
人に許容量を超えた情報を浴びせ続けると、自滅に至ってしまいます。
それでは明日、この「混水摸魚」をアフリカマーケットに応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
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