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【アメリカでの出産体験記】AYA世代の癌!妊娠と同時に見つかる子宮頸がん
アメリカで初めての妊活を経て初めての待望の赤ちゃんをお腹に授かりました。産婦人科の初診日に子宮頸がんの疑いのあるポリープが見つかりその後子宮頸がんが見つかりました。中絶を迫られて命をかけた出産の全貌をシェアしています。アメリカ生活での子宮がん治療や妊娠・出産について実体験をまとめています。
当時の私は癌という病気の恐ろしさを全く知らず、今までも色々な大変な事が人生あったけれども頑張って乗り越えられた。
きっとこの試練も乗り越えられると安易に考えていましたが、現実は残酷にも中絶を迫られ一刻も早くお腹の子どもを下ろして癌治療に向き合わなければ命の保証がないという厳しいものでした。
今回は主治医から癌告知をされて中絶を言い渡されてからの癌治療についてまとめていきます。
やっとの思いで妊娠できたのに下ろすという選択肢しか無かったの!?
幸せな妊婦生活を抱いていた私にはとても辛い宣告を言い渡されました。
Leep手術の結果はどうだったのか?丁度12月の師走の頃で私はその結果を聞いてサンフランシスコにある桑港寺を訪れて人生始めて癌という言葉を耳にして人ごとじゃないんだな、私これからどうなるんだろうと少し自暴自棄になって居た私は大晦日の深夜にお腹の子を抱えながらおみくじを引きに行きました。
普段の私は、大吉と凶の二種類しかこの世にないのではないかと言うほどその2つを人生引いていたのですがその日は珍しく「中吉」を引いたのを今でも鮮明に覚えています。
私が引いた中吉の病気という欄には、「必ず病気は治る」と記されており私はそのおみくじとともに安産祈願のお守りを買いました。
本当は、自分の健康祈願のお守りも買いたかったのですが家計が厳しい我が家にはそんな出費は許されずとにかくお腹の子どもが五体満足で丈夫に生まれてくれたらそれでいいという願いを込めて小さなお守りを買いました。
手術が無事終わり無事自宅へ戻った私に厳しい現実と向き合わされる様な結果が押し寄せられました。
おみくじとは裏腹に手術の数日後、1月4日に正式に癌宣告を電話でされました。
Leep手術の結果、どうやら私の体内にはがん細胞がありまたステージ1B1という結果でした。
※子宮頸がんのステージ1は、転移率が15%あり危険な状態であること。
子どもを諦めて癌治療に今すぐ切り替えて専念することが最優先であると言うことを突きつけられました。
◯私の場合は、特にアグレッシブ癌だったので進行の早いがん細胞が検出されて今すぐにでも中絶と手術を言い渡されました。
アメリカで初めての出生前診断出生前診断とはアメリカでは、出生前診断(Prenatal Testing)は非常に一般的で、多くの妊婦さんが受けています。特に「NIPT(Non-Invasive Prenatal Testing)」と呼ばれる非侵襲的な検査が人気です。
この検査は、母体の血液を採取して胎児の染色体異常(例: ダウン症候群やエドワーズ症候群など)を調べるもので、妊娠10週目以降に行うことができます。
アメリカでは、出生前診断(NIPTなど)は義務化されていません。検査を受けるかどうかは、妊婦さんやその家族の選択に委ねられています。
◯母体からの採血のみで行うため、流産のリスクがありません。
しかし、特に高齢出産(35歳以上)の妊婦さんや、遺伝的リスクがある場合に推奨されることが多いです。
私の場合も35歳位上の高齢出産に当たる為癌告知の後に出生前診断(Prenatal Testing)を受けました。
費用費用は保険の適用状況によって異なりますが、保険が適用される場合は数十ドル程度で済むこともあります。一方、保険が適用されない場合は数百ドルかかることがあります。
出生前診断の結果は?結果は特に問題は見つからず健康な赤ちゃんであることが分かりました。
癌告知がある前から私は一つ決めていました。
これは賛否両論あるかと思いますが、出生前診断を受けることは家族でも話し合って居ました。
それは何故かと言うと、私が日本に生まれて物心つく頃には当時同じアパートに住んでいた母親同士がとても仲が良い家族の中にに出来た姉妹の女の子の友達が居ました。
その姉妹の長女がダウン症で私は小学生の間その子といっしょに沢山の時間を過ごし良く家にも遊びに来ていたのでダウン症を持った子どもの特徴や子育ての大変さを身近で見てきました。
この話は長くなるのでここでは省略させていただきますが、障害を持った子どもを育てるというのは本当に大変だと言うことを子どもながらの私も身近に見ておりよく知っていました。
特に私の場合は、アメリカでの出産となり身近に頼れる家族や知人もいません。
そんな中、障害を持った子どもを立派に育てることが出来るという自信も無かった為、もし出生前診断で障害が見つかった場合は大変申し訳ないのですが下ろそうと決めていました。
しかし現実は障害のない子どもがお腹の中に宿っていると言う事実でした。
普通ならその結果を受けて喜ぶのが当たり前なのだろうと思います。
しかし中絶を言い渡されている私には素直に喜べなかった事を覚えています。
結果を聞いたときも涙がボロボロこぼれて止まらない。
私の命を助ける為に、お腹に宿ってくれた我が子を私は皆殺しにしなくてはいけないのかと凄く辛くて悲しくて毎日泣いていたことを覚えています。
望んだ出産なのに心から素直に妊娠を喜べない私にも失望しとても辛かった事を覚えています。
中絶を言い渡された家族の意見とは?旦那の意見旦那はもともと子どもが居なくても私と二人で夫婦という夫婦生活で満足していました。
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普段あまり涙を見せない夫でしたが、私が癌告知されてから毎日私以上に涙を流して会社の駐車場であまりにも悲しくて泣いてしまったなどと良く電話をくれたものでした。
旦那は子どもも大切だけど私が死んでしまったら元も子もないので子どもをすぐに下ろして癌の治療をして欲しいという気持ちが強かったそうです。
私が癌告知されてからみるみる髪の毛が白髪になり、私以上にショックを受けていた様でした。
普段はあまり無口で話もしない夫でしたが、はじめて私の命が危険にさらされていることを知ったせいなのか「もしLifeが死んでしまう程大変な病気になったら、僕の心臓をあげるから僕が死んでもLifeはずっと生きていて欲しい。」と泣きながら私に言っていたことがとても印象的で今でも覚えています。
そんな言葉口が避けても言わない夫が本当に初めて傷心(しょうしん)しきっている姿を見ました。
母親の意見私は幼少期に両親の離婚により、父親がいません。
母親の手だけで三人の子どもを育ててもらった訳ですが、母親にガンになったという報告をするのが一番辛かったです。
メールBOXを開けると、「良かったですね。 3ヶ月までは流産の恐れもあるので無理はしないようにしてください。 私のつわりも軽かったようですが もう忘れてしまいました。 たぶんLIFEも軽い方だと思いますが これもわかりませんね。 最初は何もわからないし不安もあるかもしれませんが みんなそうですよ。 病院ではっきりしたら 教えてください。」
と言うメッセージが来ていました。
せっかく子どもが大好きな母親に親孝行ができると思った矢先にガンの告知と中絶を言い渡されたことを伝えなくてはいけなくなり本当に本当に心苦しかったです。
後に母親は当時の心境をこう語っています。
「子どもを生みなさいとも下ろしなさいとも言えなかったと言っていました。」
Lifeが決めたことだからその決断に対して何も言うことは出来なくてとにかく見守ることしか出来ずに心配だったと障害者の母親はよく今でも口にしています。
私が命がけで子どもを産むと宣言したことに対して心配だったけどその気持を伝えずに見守ってくれていたと思うととても有り難いです。
義理家族の意見義理家族にはあえて妊娠をまだ伝えていませんでした。
その理由は義理家族の中に精神疾患を複数持っている人が多かった為、はじめての妊娠というだけでもナーバス担っている私の重荷になりそうだったので申し訳ないのですが安定期に入ってから伝えようと思いました。
まとめ
今思い返してもやっぱり辛い。
幸せの絶頂であるべき妊娠なのに私はほとんどの時間を涙を流して過ごしていたなと思い出します。
当時は本当に辛かったし悲しかった事がたくさんありました。
通常の妊娠ならお腹に赤ちゃんがいる事って凄く幸せな時間だと思うし赤ちゃんの為にも自分の為にも第一で生活を送らなきゃいけなかったはずなのに、出生前診断の時も涙を堪えるのに必死でした。
お腹にいる子は障害のない五体満足の子ども。それなのに私はこの子を無事産んであげられるか分からない。
普段ならきっと笑顔で審査結果を聞けたはずなのに、子どもが正常であればある程何故か涙が出てくる。
ごめんねごめんねってお腹の子どもに言い聞かせるので精一杯だった日々を今だに覚えています。
病院でも無理に笑顔を作らなくては行けなくて凄く苦しかったです。
今回は、ガン宣告されてからの私の心境や当時の行動についてまとめてみました。
初めての妊娠だったのに大変だったんだね。
想像とは全然違う妊婦生活だったけど今思い返しても感慨深いね。
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2012年の冬からカリフォルニアに移住したそこら辺にいる日本人。
結婚を機に英語が全く話せない英語ゼロからの渡米を経験し、語学学校への留学を経験し現地で現在在宅で仕事をしています。
アメリカの現地ブログが少なく、ビザ申請や移住関係の体験を基に私の様に海外で暮らす人々(主にアメリカ情報)へ分かりやすく現地情報を発信したいと思いこのブログを立ち上げました。拙い初心者のブログですが是非読んで下さると嬉しいです!
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