2023年11月15日
10月後半、ハロウィン前後はヒューストンとは思えない寒さでしたが、その後再び気温があがり、今週は雨がちだったりと変わりやすい天候の中、少しずつ秋を感じるようになりました。
毎日の散歩は快適そのものなのですが、気を付けなくてはいけないのがfire ant=ヒアリです。
芝生の庭や公園には、ときどきヒアリのマウンド(こんもり盛り上がった砂山のような巣)を目にしますが、雨のあとはこの巣がモコモコと急増します。
散歩のときは、ワンコが巣をまちがってふんでアリに嚙まれたりすることがないように注意が必要。
ヒアリに噛まれると、患部が腫れたり熱がでたり、強い痛みが出たり、かなりつらい思いをします。そして、ヒアリアレルギーというものもあり、アレルギー持ちの人は、最悪の場合アナフィラキシー症状を起こすこともあるのです。
わがやの子どもは幼いころにヒューストンに住んでいたころに噛まれ、全身に発疹が出て慌てて救急に連れていったことがあります。幸い、2,3時間経ってから発疹はおさまり、それ以外の呼吸困難などの症状は出なかったのですが、後日ヒアリのアレルギー検査を受けたところ、かなり強い反応が出るということがわかりました。それ以来エピペン(アナフィラキシーに対処するための注射)が手放せなくなりました。
犬が噛まれた場合にどれほどの反応が出るのかは個体差があるようですが、腫れたり、熱が出たりするのはやはりかわいそうですよね。ですので、雨の後の散歩はいつも以上にヒアリの巣に目を配っています。
さて、そんなヒアリの対処方法はどうしたらいいのでしょう?
ホームセンターに行くと、Fire Ants Killerというような名称の商品がいろいろと売っています。私は、パウダー状のものを常備しておき、家の庭に巣ができているのを発見したときは、パウダーをふりかけ、使用方法の指示にしたがって、その上に水をかけます。水をかけた直後は、慌てたヒアリが気持ち悪いほど大量に巣からウヨウヨと出てきますが、あとで見るとヒアリは周りで死んでおり、巣自体にも動きがなくなっています。
こうした殺虫剤は、効果はもちろんありますが安全性という意味ではちょっと怖いですよね。わたしも、殺虫剤を使ったあとはワンコが近づかないように気をつけています。
やはり安全面が心配という場合は、熱湯を何度も巣にかけて撃退するという方法も効果があるようです。
アメリカ国内でも、北部などの涼しい地域はヒアリはいないようですし、日本にも以前はヒアリはいなかったとされていました。
でも、日本では10年ほど前に外国からの船が到着す港でヒアリが発見されたというニュースがありましたので、今頃はどのくらい広まっているのか怖いところです。
「あり」というと、童話や同様などで日本ではかわいいイメージもありますが、ヒアリは危険生物!
甘くみないで、要注意ですよ!
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