みなさん、こんにちは
Dr.Kです
先日予定していた、ニュージーランド看護師組織（NZNO）主導の労働ストライキは、雇用主である政府との折衝は縺れましたが、ギリギリのところで合意に至り回避された
和解内容は大幅な賃上げを政府が認め、正看護師の年俸は初年度
$75,773(約680万円)～$106,739(約950万円)、上級看護師（管理職）の年俸は$114,025（約1,000万円）～$162,802（約1.450万円）となると発表
近年、ハードワークにも関わらず、看護師の待遇改善が進まず、看護師の海外流出が顕著になり、政府も背に腹は代えられない状況になり、ニュージーランド看護師組織（NZNO）の主張を全面的に受け入れことになった
ニュージーランドの看護師の海外の流出先になっているのがオーストラリアで、ニュージーランド国籍保持者ならば誰でも働くことができ、コロナの国境封鎖解除後の人手不足から、オーストラリアはニュージーランドに先駆けて看護師の待遇改善を行い、多くのニュージーランド人看護師がオーストラリアに渡っていて、ニュージーランドの国内で社会問題に発展していた
ちなみに、オーストラリアの正看護師の平均給与は年間$82,763（約800万円）で、初年度$77,495 (約740万円)から始まり、勤続年数の長い看護師だと$ 110,180（1,050万円）、管理職は2000万円近くまで高騰しているとのこと
ちなみに、ニュージーランドの労働党が2017年に政権を取ったとき、正看護師の給与水準の最高は66,755ドルで、今回で106,738ドルであり、それはわずか6年間でほぼ40,000ドル、約60％の増加となった
現在の年収と過去6年間の年収の伸びを考えると、日本の看護師も英語圏の看護師を目指す人も多くなるのではないかな。
そうなると日本の健康保険制度維持が難しくなるのでは・・・・
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