珍しくなんの予定もない日。
ゴッホ展に行きたかったけどチケット売り切れ。
庵野秀明展も売り切れ。
そこで、ふと「国立近代美術館に行こう!」と思い立ち、行ってまいりました。
ここには父の大叔父にあたる和田三造の絵が所蔵されています。いつでも見に行けるため逆に今まで行った事がなく
我が家にも和田三造の絵は数点あり小さい頃から親しんだ画風…。なんだけど、次々と新しいものにチャレンジした和田三造だからか、画風に一貫性はあまりないような?と、私は思う。
国の重要文化財である「南風」は油絵だけど、東京藝大の教授時代は現在でいうデザイン科で教えていました。ちなみに父は和田さんのアドバイスにより藝大デザイン科に入りました。
幻の東京オリンピックのポスターを作成したりパリ万国博覧会に出品する日本の工芸品については制作指導やコーディネートにあたったり、橋や大仏のデザイン、能や都おどりなどの舞台美術、椴帳、着物や衣装のデザイン、映画の色彩指導、アニメーションの制作等々数えたらキリがないくらい色んなことをやり、大映映画『地獄門』で、第27回アカデミー賞で衣裳デザイン賞まで受賞しちゃってる
なんとも多才な方だったようで。
私も会ってみたかったな。
この日見た「南風」はなんと24歳の時に描いたもの。
筏に乗り真っ直ぐ海を見つめる筋肉隆々の若者の姿から、作者である和田三造自身の自信と希望が垣間見える気がします。
他にも近代美術館のMOMATコレクションの中には、昔のポスターや広告のデザインなどが展示していて、個人的にはそれがとても面白かった!
今はPhotoshopやIllustratorで作るのがほとんどだけど、当時のデザイナーの手描きのポスターはクール✨✨素敵すぎる✨
美術館で絵葉書を買いました。
改めて思うけど、この筋肉描写、最高にカッコいいな。
血管浮き出ている腕も好き。
美術の教科書でしか見た事なかったけど、本物はゾワってする迫力でした✨
いや、ほんと。この筋肉良い。
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