先日スーパーでふと思ったんだけど。
こっちはゼラチンが売ってる。
トルコに住んでいた時、アガーはあったけど、ゼラチンは豚肉使っているからなかなか売っていなかったような?
袋の裏を見たらタンパク質としか書いてないし、牛か豚かは分からず。
でも、これが売っているカルジンカの社長はムスリムで、豚肉製品は一切売らないと友達から聞いたことあるし、イスラムの国のスーパーで豚肉のゼラチンは売らないよね。
と、思いつつ、気になって調べてみた。
そしたら…
えっ⁉️
やっぱり豚肉じゃない?свинойって豚肉よね?
Dr.Oetkerのメーカーのサイトを見ていたら、牛使用のゼラチンには牛マークがあったのですが、カルジンカで売っているゼラチンにはなかったので…
牛肉を使っているゼラチン。こちらには牛の顔マークが↓
でも…
いいのかな?
これ、宗教上だと結構大きな問題なんじゃない?
色々気になり始め。
で、気になると調べたくなる。
このサイトによると、豚由来のゼラチンなどは変質したものとみなされ、イスラーム法学説においては食べてもOKとされることもあるのだとか。
しかし、カザフスタンなどに食品を輸出している人曰く、やはりイスラム教において豚成分にはかなり気を遣い、細かい成分表の提出は通関の際に必ず求められるとのこと。
うーん…
考えてみたらこの国のスーパーで売っている辛ラーメンや他の韓国のカップ麺にも豚肉は入っているのではないだろうか?
少なくとも辛ラーメンは豚成分が入っていることがわかり2017年インドネシアでは販売中止になったし、過去にはインドでの味の素事件もある。それくらい他のイスラム国では豚由来の食品には神経を尖らせるはず。
そこで、辛ラーメンの袋を見てみた。
そしたらちゃんとHALALマークが。そうよね。
味の素も辛ラーメンも事件もあったし、それ以降はメーカーも気をつけているはず。
ならば尚更、カルジンカに豚肉由来のゼラチンが置いてあるのは気になる。
ウズベキスタンは多様な民族が住んでいる分、豚肉には寛容なのだろうか?通関の時に細かい成分表示などは求めていないのだろうか?
そして多様な民族が住んでいるといっても
95%がイスラム教徒の国。それなのに豚由来の食品に寛容ということはあるのだろうか?
私はイスラム教徒ではないけれど、イスラムの国で暮らす以上は、と、いうか、どこの国でもその国の「宗教」にはやはり一番気を使うし失礼があってはならないと思ってる。
だから色々知りたい。
と、思い、早速イスラムの友達に聞いてみた。
そしたらやっぱりスーパーで豚肉由来のものを売るというのはあり得ないらしい。
そもそも、ムスリルは、ゼリーなどでたとえそれが魚や牛肉のゼラチンを使用しているといわれたとしても、「疑わしきは食べない」のが基本なのだとか。
そうか。だからトルコにもウズベキスタンにも果物系のゼリーのデザートがないのか。
「暑い国だし涼しげな透明ゼリーは人気出そう」と思っていたけど、そういう理由でダメなのですね。
と、言うわけで、カルジンカに売っているこのゼラチンは、店側も成分を理解していない可能性も。
ちなみに、こちらはトルコでも売っていました。
味が付いている寒天ゼリーの素です。
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