寝台列車でウルゲンチに到着したのは朝の6時ちょっと過ぎ。まだ日が出ていなくて外は暗い。
そこから車で30分ほど走り、ヒヴァまで。
前回来た時は、ちょうどウズベキスタンで最初のコロナ患者が出た日で、旦那様は旅行途中で対策のため急遽タシケントへ戻ることになり、母子だけで観光したので、旦那様は初のヒヴァ。
私と次女は2回目。長女は学校の合宿でも来たから3回目!
3回ヒヴァに観光しに来た日本人ってそうはいないと思うwww
ホテルに着いた時もまだ日が出る前だったから子供たちは二度寝。旦那様が煙草吸いがてら朝焼けを撮影に。
私も行こうかな、と思ったけど、あまりの寒さに断念。
10時過ぎに二度寝から目覚め、遅い朝ごはんを食べに近くのカフェへ。
マスタヴァというスープを。
寒いからあったかい物がホッとします。
その後、イチャンカラを観光。
前回はコロナの報道があった直後だったから、お土産屋も有料の施設も全部閉まってて、私たちは誰もいないイチャンカラの中をブラブラと歩いていただけ。でも、こんな人のいないイチャンカラはおそらくとても珍しい事だと思うので、写真を撮りまくりました、
なので、今回はヒヴァに初めてきた旦那様のメインの写真が多い。
ミナレットに登ってみました。
狭くて急な階段なのに、あまり何も考えずに受付の人が人を入れるから、すれ違う時が怖い。
ゼーゼー言いながら登ったけど、その甲斐あり、上からはイチャンカラを見渡せました。
1969年に全体が「博物館都市」に指定され、1990年みはユネスコ世界文化遺産に登録されただけあり、アラジンか何かの映画のセットみたいに洗練された美しさです。
さてこのミナレット、降りる時は登る時よりも怖い。
さらに登りで疲れた足が、生まれたての子鹿のようにプルプルし始めたwww
外壁の外も遥か昔のシルクロードを思わせる道。
そして、いつも思うけどうちの旦那はつくづくこういう背景が似合う。
やはり観光客は少ないけど、お土産屋さんは結構開いていました。
こちら、チョギルマという羊の羊毛を使ったんだヒヴァの名産の帽子。
私も持っていますが、被るとアフロヘアみたいになり、なかなか可愛い。
てっきり冬の寒さをしのぐための物だと思っていましたが、実はヒヴァが属しているホレズム州は「太陽も国」と言われ、年間300日以上は雲一つ出ない過酷な国で、夏は灼熱地獄です。
その強い日差しから頭を守るためも帽子なんだそうです。
ちょっと羊臭かったりもしますが、お洒落上級者ならハイセンスに着こなせそう✨
前回見れなかったジュマモスクにも。
柱が立ち並ぶ空間に、上から光が注ぎ込み、なんだかとても神秘的。
こちらはパルヴァン•ダルヴァザ。別名奴隷の門。
約3世紀にわたってヒヴァにはアジア随一の奴隷市場がある町として知られてきました。
かつてここでは鎖に繋がれた奴隷たちが売買されていた場所なのだそう。
カルタミノルが美しい。
でも実はこれは作り途中なのです。
ムハンマド•アミン•ハンが109メートルの、ミナレットを立てようとしたところ、頂上から街を見下ろされることを恐れたブハラのハンが職人を皆殺しにしてしまったという説があるらしい。
奴隷の門といい、この話といい、実はイチャンカラってなかなか物騒な歴史がある町みたいです。
イチャンカラは城壁に囲まれた小さな街なので、観光は半日で充分。
この日は満足いくまで観光し尽くし、早めにホテルへ。
夜はホテルが紹介してくれたレストランへ。
お酒も飲めるし、シャシリクの盛り合わせも美味しくて、気に入りました。
ヒヴァでしか食べられないシビット•オシュも堪能しました。
香草が練り込んだ麺に、トマト肉じゃがとヨーグルトをかけたような料理。
香草の爽やかな香りが、熱い国ヒヴァにはよく似合います。
もっともこの日は冬でしかもめちゃくちゃ寒かったですが、、、。
どのくらい寒いかというと、洗濯物がもれなく凍るくらいです(笑)
この日の観光はこんな感じで終了しました。
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