こんにちは。
日本では一部都府県を対象に、緊急事態宣言が発令されましたね。
安倍総理の会見を見ていて、すでにロックダウン3週目に入ろうとしているNZ
にいる私からみると「弱いな」と感じてしまいました。
日本の法律的に限界なんでしょうが、「控えてください」「なるべく」
が多く、「不要不急が何か具体的にはっきり!」とイライラする国民の
声が、どうして起こるのかが少し理解できてしまいました。
ただ、私の個人的な意見としては「不要不急が何かわからない」
と言う一部の人々の発言は、とんでもなく平和ボケで危機感がないと感じました。
そして、安倍総理の会見の中で「美理容は休業要請の対象外」と言う発言にも
耳を疑いました。
ロックダウンに入ってから2週間、ニュージーランドでも
「エッセンシャル(essential)かどうか」がよく議論されました。
というのも、ロックダウンの間 essential business と政府から見なされた
業種のみ、営業の継続が許されるからです。
そして、essentialというのは、今の場合は
「生きることの継続」のために必須かどうかということです。
だから食料品は必要、薬局は必要、でも美容院で髪を切らなくても、
ケーキ屋さんでスイーツが手に入らなくても、流行の服が買えなくても、
最新のXboxのゲームを入手できなくても、生死には関わらない。
そりゃあ、人によって「必須かどうか」は微妙に変わってくるかと思いますが、
「それが生死に関わるか」と考えれば、結構簡単に答えは出ることかと思います。
「不要不急かどうか」はまた微妙に基準が変わってくるかと思いますが、
どのような判断基準に照らし合わせても、アイドルやモデルとレストランに行き
桜の前で集合写真を撮ることは、どの国の国民が見ても「言語道断」には変わりません。
こちらニュージーランドでも、「家にいてください」と言われているのに、
むしろ日本よりも制限の強いロックダウンというのに、そのルールを破り、
ビーチにサーフィンしに行ったり、マウンテンバイクをしに行って救助される羽目になる
バカ(普段温厚な語り口の首相が定例会見の中で"idiots=バカ"と表現しました)
が後を絶たず、そういうバカを取り締まる警察は、イースターの週末を前に警戒を
強めています。
バカがいるのは、残念ですがどこも同じ。
ただ、かっこいい大人としては、政府の発言の重箱の角をつついて
文句をいうのではなく、自分で正しい知識を入手して、
周りを思いやる行動を自分の頭で考えてしたいですね。
自分の頭で考えられるかっこいい大人な私は、
先日こんなフル装備でスーパーに行って、
違う意味のバカになってましたが。
(セキュリティのお兄さんから「今日一番のおしゃれさんだ!」
と爆笑しながら写真をお願いされました。笑)
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