私は面白そうな事柄について鼻が利く。勘が働くと言った方がいいかな。常に何か面白い事は無いかとキョロキョロしまくりだから、そういう物に出会う確率だって高いのは当然だけど
ウズベキスタンに来てからすぐに散歩途中に見つけた場所。一見、ただの工事現場か解体現場に見えるけど、何か違う気がする。MING O’RIKと書いてあるけど、メトロ駅のMING O’RIKと、関係が?気になって中に入ろうとしたけど、扉も閉まってるし、諦めた場所。
今日、また気になり、行ってみました。
そしたら今日は扉が開いていて、中に掃除しているおばちゃんがいたから「中に入っていい?」と聞いたら「1万スムでいいよ」と言われたから払ったら中に入れてくれた。
ここは…お土産屋?いやいや、商品も無いし。
それに、なんだろ?この土の山は。遺跡みたい。でも、看板は無い。
粘土質の土の山には奇妙な穴が沢山開いていました。結局ここが何かも分からぬままじっくり見物。そして帰宅してすぐに調べてみました。
MING O'RIKで検索してみると、ロシア語・ウズベク語のサイトがいくつか出てきたので、Google翻訳に頼りながら調べてみました。
すると、どうやらここは2200年前の都市遺跡であり、トルコ人支配者の住居跡のようです。歴史文書ではチャッハて呼ばれているのだとか。
タシケントは今はシルクロードらしからぬ街並みですが、この遺跡はタシケントがシルクロードの中継地として栄えていた頃の名残りです。
偶然見つけた場所ですが、意外にもとても貴重な遺跡でした。タシケント駅を背にしてアムールティムール通りに入り、真っ直ぐ進み、ヌクス通りを越えて次の通りを右に曲ってすぐにあります。
入り口はアパートメントに囲まれています。
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