なんと!ウズベキスタンでナレーションのお仕事しました!(≧∀≦)
今月、ウズベキスタンの大統領が来日するのですが、その際にウズベクの文化財をアピールするための映像をテレビ局とウズベク政府が作成。その映像に、日本語でナレーションを入れたいという事で、日本語のナレ録りが可能な日本人を探してまして。
で、回り回って私に依頼が来ました
学生の頃、劇団に所属し、大学時代はDJやナレーションや司会のバイトをしていましたが、まさかウズベキスタンでナレ録りやることになるとは思わなかった
色々と書ききれないくらい面白い体験でした。
まず、依頼が来たのが前日の夕方16時なんだけど、「急いでいるから、今から出来る⁈」と。いやいや、まだ原稿見てないし。今からは無理でしょ。せめて明日ね。で、原稿見せてとお願い。30分くらいで終わると聞いていたから、10秒か20秒くらいのCMみたいなものかな?と思ってたら、送られてきた原稿が、原稿用紙にしたら50枚以上ある(笑)さらに、Google翻訳したのか、日本語が間違えまくり。
え?これ、政府の仕事だよね?こんなのあり得る⁈(笑)と、動揺を隠せない私。
とりあえず、こんなの普通に読んでも30分以上かかるし、日本語が変すぎるから、このままだとナレーション出来ないと返すと、OK!OK!任せて!と、15分後くらいに、かなり短くした原稿が送られてきた。けど…なんかそれも日本語が変歴史に関する事だから、私も正しいのか正しくないのか判断に迷うと、いうか、普通はこういうのってちゃんと専門の人が内容を添削するんじゃないの?
が、引き受けたからにはやるしかない!ってことで、先方に、「接続詞とか日本語的に変な部分は直していい?」と聞くと、もちろん!ご自由に!と
日本のナレーションの仕事は、与えられた原稿を聞き取りやすく正確に話すことが仕事だったから、原稿から考えるナレーションは初めてよ
本番が、また、カオスでした。
台本では、シーンが12個に分かれていたから1シーンずつ録るのかと思いきや、ぶっ通しで読んでと。つまり、間違えたら最初から!かなり長い文章です。
しかも、「映像は1シーンで何分何秒?それに合わせて話すスピードを変えるので」と聞くと、どんなスピードでも大丈夫と。え?ほんとに?
何もかもが日本とやり方が違う中、しかも、日本語を理解している人はその場に1人も居ないから、私が間違えても誰もわからない。その場合は、自分でマイクを止めて、また最初から話し出す。
英語を話せる人も本番中は1人もいないから、わからない時はジェスチャーでやりとり。
私も昔はお金を頂いてナレーションをやってました。意地でやり切りましたよ!3テイク目で成功!
で、録音後、映像にナレーションを入れる作業にも立ち会い。
そしたらさ、微妙に映像をオーバーしているからと、句読点の間をカットし出すの。いやいや、だから私、最初に映像の時間を聴いたじゃん!?日本語は間が大事なんだよー
そんなわけで、若干微妙なナレーションに仕上がりましたが、先方は政府からの依頼を無事にやり遂げ、大満足していただき、何度もお礼を言われました。
娘たちからは「いくらママでも、ウズベク語も話せないのに面白そうだからとすぐに引き受けるなんて、チャレンジャーすぎじゃない⁈なんでいつもそんな自信満々なの?バカだから?」と言われました
私がナレーション入れた映像、安倍首相も観るのかな?
ここがテレビ局。
スタジオなども見学させて戴きました。
そして本番の様子。
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