ロシア語の勉強は全然しないくせに、ウズ研究には余念がない私。
日本のサイトにはあまりウズ情報はないから、ウズベク語やロシア語で検索かけたり。
あ、これも勉強じゃん??Google翻訳に頼りっぱなしだけど(笑)
そこで見つけたウズブランド。Bibi Hanum。アムールティムールが一番愛した妻の名前がついているブランド。ウズベキスタンを代表するデザイナーのお店らしい。
そんな店だから、新市街にドーンと店舗があるのかと思いきや、地図で検索したら旧市街の細道を入った場所。え?こんなとこ?半信半疑でとりあえず行ってみる。
近くでタクシーを降りて、Googleマップのナビを見ながら探すも、それらしきお店は見当たらず。
そしたら、ありました!なんか、電気屋の横に二階へ登る古びた階段が。そしてそこに Bibi Hanum というブランド名が!!
階段を登ってみると、またもや「え?ここ?」というような薄暗さ。なんか粗大ゴミみたいなのも置いてるし店内の扉を開けると、ほかに客は誰もいなくて、奥にアトリエらしきものがあり、縫い子さんたちが服を作ってる。もしかしてここは店舗じゃなくてアトリエ⁈と思ったけど、間違えてたらべつに「間違えました」と謝ればいいから中へ。
場所はここ↓
中へ入ってすぐ目に飛び込んだ可愛い服たち! 夢中で見てたら、やっと店員さん?らしきおじさんが来たから、やっぱりここは店舗で間違いないらしい。
正直、サマルカンドやブハラには可愛いものがたくさんあるけど、タシケントは都会だし、ウズらしい可愛いものは無いと思っていたけど、あったよ!可愛いよ!
アドラスを使った服は、やはり民族衣装っぽいものが多いけど、この店のは違う。お洒落!!
甥っ子姪っ子が生まれてから、いつも真っ先に子供服に目がいくんだけど、アドラスを使った子供のワンピースも可愛い
裏地の青いザクロが可愛い!
このスカートも欲しかった
店内の装飾も素敵。こんなふうに気に入ったアドラスをキャンパスに貼りつけて部屋のインテリアにするのもいいね!
身内へのお土産はここで買おう。友達とかへのお土産ならアドラスのシュシュやポーチも素敵。
ただ、値段はウズ価格ではないですただ、ハイブランドの服でしかもウズにしか無いデザインなら、この値段も納得。縫い子さんが一個一個作る、全て一点ものなんだそうです。 私は悩みに悩み、スカートを購入。1260000スム。15000円くらい。
そして帰ってからも、今見たBibi Hanumが素敵すぎて、色々と調べていたら、NHKワールドプレミアムで、取り上げられていました。9割の人がムスリルのウズベキスタン。まだまだ女性が外で働くことが難しいのだそうです。伝統を受け継ぐ才能ある女性を、Bibi Hanumは積極的に採用し、彼女たちが働く場所を作っているのだとか。あそこの服が素敵なのは、働くことが難しいウズベキスタン女性の夢と希望が詰まっていたからなんだな…。まだまだ知らないウズベキスタンの世界。 楽しいことや素敵なことばかりではなく、多くの社会問題も抱えていることを、知らなければならないな、と思いました。
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