我が家はこの2年間に二度引越しをしました。
新しい環境に適応していくことは、
大人だって大変だけど、子どもだって大変なんです。
生活環境、使用言語、文化、学校、友人等々・・・。
今まで当たり前だった環境がガラっと変わるのです。
時々、
「子どもはすぐに新しい環境に適応するから大丈夫!」
という方がいらっしゃいますが、
それは本当に、
その子の性格によると思うし、
また、その子自身と「新しい環境」の相性にもよると思います。
我が家の場合は、小学3年生の長男が、
今必死に新しい学校で自分の立ち位置を確立しようとしています。
彼は少し内向的な性格なので、
新しい場所で、クラスメイト全員とあっという間に打ち解ける、
というタイプではありません。
長男の通う学校は、プリスクールから中学校まであるのですが、
3歳からその学校に通っている子も多く、
その子たちに関しては、もう7年以上の付き合いになるのです。
ある程度出来上がったグループに、
新参者の長男が入っていくのは、なかなか大変なことです。
でも、彼は彼なりに、周りを観察しながら、自分の居場所を探そうとしています。
その頑張りには、自分の子供ながら、「あっぱれ」と言わざるを得ません。
家族で海外に引越しをして、
お子さんがなかなか新しい学校になじめない、というご家庭もあるかと思います。
「子どもは順応性が高いはずなのに、うちの子はなぜ!?」
と思わないでください。
すぐに学校になじむ子もいれば、
時間をかけて、じっくり新しい環境に適応していく子もいます。
みんな、その子のペースですすんでいっているんです。
また、ご自分が外向的で、友人を作ることに苦労しない性格の場合、
なかなか学校になじめないお子さんに、
がっかりしたり、歯がゆく思ったり、イライラすることもあるかもしれません。
でも。
あなたとあなたのお子さんは、別々の人間です。
あなたの物差しで、お子さんをはかるのはやめましょう。
(これは私自身へのメッセージでもあります(笑))
私達親にできることは、
子どもを見守ることだけです。
家の外で頑張ってくる子供たちを、
「おかえりー!」と最高の笑顔で迎えてあげましょう。
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