決して本人たちは【意識高い系】とは思っていませんが、
オーガニックだったりエコというのは、ニュージーランドの人々に
とって比較的重要な理念だったり思想のように感じます。
(もちろん、残念ながら意識が低くて、海や道にゴミをポーンと
捨てる人も一定数いますが・・・)
そんなニュージーランドで、このたび新しい「環境保護」に関する
発表がされ、ちょっとした話題になっています。
「12ヶ月以内に使い捨てのビニール袋の使用禁止を目指します」
と、産休明けて間もないジャシンダ首相から発表された、
この環境とクリーンな国のイメージを守るための宣言は、
スーパーマーケットなどの大手企業や、「じゃあ犬のフンは?」
「ゴミ箱の中敷きは?」と一般市民まで巻き込む、大きなニュースとなりました。
ただ、この発表よりも前から、大手販売店であるPak'n'saveやWarehouseはビニール袋
をすでに有料としていましたし、New Worldは自分のエコバッグを持参すると
(すずめの涙だけど!)マイバッグ割引があったり、
高級スーパーのFarroは元々あったマイバッグ割引に加え、
最近は提供するビニール袋も「土に還るビニール」に変更されたりしています。
あとは、「いやいやいや(袋ないと無理でしょ!)」という量を買っても
「袋いりますか?」と声かけがあったり、元々の「包装環境」としては、
かなりミニマルになるよう、結構頑張っていた国だと思います。
なので、日本に一時帰国すると、あまりに丁寧すぎる包装に「あらら・・・」
とドキドキすることも
ただ、エコに関しても「意識の差」が大きくて、
意識が高いと、「家庭ゴミはほぼ出ません」レベルの人も結構いて、
そういう人は買い物のときももちろんエコバッグ持参なのですが、
そうでない人は食べ歩いたあとのゴミもそのまま道端に捨てちゃうレベルなので、
この類いの人々は一体どう変化するんだろうか・・・。
上手くいくかいかないかはやってみないと分からないとして、
こういう環境を意識することに必然的に繋がる発表を
政府レベルでしたというのは、とても大きなことだと思います
結局こういうのって慣れな部分も大きいですからね
実際、いくつもの大手企業が賛同の声と具体策を上げており、
これはかなりの規模のムーブメントになる予感。
今後1年、どう変化していくのか、流れに乗りつつ見守っていきます
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