先日は、 ”赴任国の言語は勉強するに越したことはない” というお話をしました。 (→駐在妻の悩みー語学) でも、ここで勘違いしないでほしいのは、 べつに、”ネイティブ並になれ”と言っているわけではない、 ということです。 そもそも、駐在期間というのは、2〜4年ほどだと思います。 その間の自分の時間を、すべて語学に費やすというなら話は別ですが、 せっかく赴任したのだから、観光もしたいし、語学以外の習い事もしたいですよね。 そういう駐在妻たちが、 例えば、知識ゼロからその言語を学び始めたとして。 週に2回ほど、90分程度のクラスを受講して、 3年後に、ネイティブと、何の問題もなく政治や経済についてディスカッションできるようになっているのか、 と言われると、正直、それは難しいのではないかと。 “3年後にペラペラになっている自分”は、 あまり期待しない方がいいでしょう。 でも。 ネイティブ並に話せなくても、 初歩的な日常会話を知っているだけで、 あなたに対する現地の人の態度が、全く変わる場合があります。 現地語をしゃべろうと努力している姿をみせるだけで、 とても喜んでくれる人達もいます。 ”赴任国で生活していれば、自然に言語を習得できるだろう” という方もいらっしゃいますが、それは、幻想です。 赴任国に、外国人があなたの家族だけ、という場合は別ですが、 特に、日本人の多い国や地域に赴任になり、 日本人同士で行動することが多い場合、 自然に言語を習得することは難しいし、 また、別にその土地の言葉ができなくても、日本語のみで、生活に全く支障はありません。 前回のブログでも書きましたが、 ”私は現地語は勉強する必要はない” と、割り切っている方であれば、現地語を学ばなくたって、全く問題ないと思います。 ただ、 ”せっかく住んでいるのだから、現地語を習得したい” とあなたが思っているのなら、 目標設定は高くしすぎずに、 挨拶と簡単な会話ができたら上出来! くらいのスタンスで語学学習にのぞみましょう。 そして、現地の人と会話できた時には、いちいち自分を褒めてみましょう。 ・隣に住む子供に、”こんにちは!”が通じたわ。私素敵! ・パン屋で複数種類のパンを買うことができたわ。私最高! ・電話で病院の予約ができた!私最強! ・・・全て私の経験談からお話しています(笑)。 でも、こういう小さな小さな達成感の積み重ねが、 駐在生活をどんどん楽しくさせていくんです。 ちなみに、これは現地の語学の知識が全くない人の場合です。 その語学について、 初歩的な知識はある、とか、 実は中級レベルである、とか、 すでにある程度のレベルに達している方で、 ”赴任中に、この言語を極めてやるわよ!” と、やる気満々の方は、 今日の私の話は気にせず、どんどん攻めていってください^^
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