あの人は、顔も可愛くて、スタイルもよくて、いつも周りの人にチヤホヤされている。私の彼氏だって、この前デレデレしながら彼女と話をしていた。もしかしたら、彼氏を取られちゃうかもしれない。なによ、ちょっと顔が可愛いからって! あの人は、いつも幸せそうだ。仕事もうまくいっていて、子育てに協力してくれる素敵な旦那さんもいる。私なんて、仕事では上司に怒られて、旦那は子育てに無関心で、毎日、本当に、本当に、大変なのに。同じ女性なのに、この違いは何なのだろう・・・。 ずるい。すごくずるい。私だって、あの人みたいに恵まれてたら、人生もっと楽しかったはずなのに。 誰かと自分を比べて、こんな気持ちになったことはありませんか? その人が羨ましくて妬ましくて仕方なくなったことがありませんか? 誰だって、一度は他人に嫉妬したことがあるはずです。欠乏感から、他人を妬んだこともあるはずです。 嫉妬や妬みの感情をもつのは、人間として当たり前です。そういった感情を、全く持たない、天使みたいな人なんて、いるのでしょうか? だけど、人に嫉妬したところで、妬んだところで、 あなたに何の得がありますか?周囲の人にどんな良い影響がありますか? 誰かに嫉妬しているあなたは魅力的ですか?人を妬んでいる自分は好きですか? 嫉妬や妬みの感情が、良い意味で、あなたを鼓舞するきっかけとなればいいですが、 それらの感情が、あなたを醜くするだけならば、そんな感情は持たないにこしたことはありません。 とはいえ。嫉妬や妬みの感情を全くなくすことは、とても難しいことです。 でも、そういう感情を軽減する方法はあるので、今日は、その一つをご紹介します。 ステップ1.嫉妬、妬みの感情を、しっかり認識する。嫉妬や妬みの感情をなくそうとして、その感情に蓋をしてしまうと、いつかはそのうち爆発します。なので、まずは、その感情と十分向き合うことからはじめましょう。 できれば、静かなところに移動して、目を閉じて、深呼吸でもして、気持ちを落ち着けましょう。 そして、嫉妬や妬みの感情にどっぷり浸りましょう。 あなたは、体のどこで、それを感じますか?胸の奥がズキズキするとか、腕がだるくなるとか・・・。 嫉妬や妬みの感情を持つことで、体におきる変化をじっくり感じてみてください。 そして、そもそも、何に対して、その感情が湧き上がってくるのかも考えてみましょう。あなたは誰に対して、どんなことを、思っているのでしょうか? あなたが嫉妬していること、妬んでいる内容について、これ以上は無理、というほど、深く掘り下げていってください。 この作業は、はっきり言って、全く楽しい作業ではないですが、とても重要なポイントなので、大変だとは思いますが、あなたの感情と、しっかり向き合ってみてください。 そして、この作業をしているうちに、自分の感情を、客観的に観察している自分に気づくはずです。 ステップ2.本当に恐れていることは何かを考える。嫉妬と妬みの感情にどっぷり浸かり、心の状態、体の状態をしっかり観察してあげたあとは、 自分が一体何を恐れているのか、何を不安に思っているのか、何を失うのがこわいのか、 について、考えてみましょう。 嫉妬と妬みの感情の裏に、どんな思いが隠れているのかを、見つけてください。 ステップ3.”本当は何を望んでいるのか”を考える何かを恐れる、何かを失うのがこわい、 ということは、 その反対に、 何かを欲しがっている何らかの状況を望んでいる 自分がいるのです。 ここでは、2)で考えたことを踏まえて、結局あなたが何を望んでいるかについて、考えていきましょう。 あなたは、どんな状況になると、幸せを感じることができると思っていますか?そもそも、本当にそれはあなたが望んでいることですか?それを手に入れると、あなたは確実に幸せになることができますか?どうしてそう言い切れるのでしょう?それを手に入れて、どんな良いことがありますか?どんなデメリットがあると思いますか? 色々な角度から自分の考えを、分析してみてください。 ステップ4.望むものを手に入れるために、あなたができることは何でしょう?自分の望むものがわかったら、今度は、それを手に入れるために、自分はどうするべきか考えてみましょう。 誰に相談すればいいのか。どんなアクションをおこすべきか。今日できることは何なのか。 ステップ2〜4の作業で、自分の考えや感情を、紙に書いていくこともオススメです。 そうすることで、より自分の気持ちを認識することができます。 この作業をしていくうちに、あなたが焦点をあてている対象が、「嫉妬相手」から「あなた」にシフトしていることに気づくはずです。 こうなれば、シメたもの^^ あなたが悩んでいることは、結局全てはあなた自身の問題であって、貴重なあなたの時間を、誰かに嫉妬したり、妬んだりすることに使うのは、とてももったいないことです。 ただ、嫉妬や妬みの感情を持つことが、自分が本当に望むものをしるためのきっかけにもなるので、 これから、嫉妬や妬みの感情が湧き上がってきた時には、「よっしゃ!」とガッツポーズをして、この4つのステップをトライしてみてくださいね。
The post 嫉妬と妬みの嵐を克服する4つのステップ appeared first on Maiko Murray.