今日は、フランスから送った船便が到着する予定でした。 引っ越しの時は、航空便と船便の二回にわけて、新しい住居に送ってもらうのが、いつものパターンです。 でも、今回のケンブリッジのアパートは、フランスで住んでいたアパートに比べ、かなり小さいということと、一年しか滞在しないということもあり、 当面使わなさそうなものは、ベルギーの倉庫に保管してもらうことになりました。 航空便はすでに届いていたので、この船便さえ着けば、やっと、いつもの生活をすることができる。 全く熟睡できないエアーマットレスとも、段ボールから服を引っ張り出す生活とも、とうとうおさらば！ 汚れてもいいTシャツに、穴があいても平気なハーフパンツをはいた私は、 段ボール開梱の準備万端、汗だく上等！ と、早朝からやる気満々でした。 夫は、息子達の健康診断に付き添うため、朝8時過ぎには外出したので、私と娘が、朝9時から11時の間にやってくるという、引っ越し業者を、自宅で待つことになりました。 10時少し前に、引っ越し業者到着。 『段ボールは、全部で61個あります。』 と、説明されました。 『61個！？多すぎやしないかい？』 と思ったのですが、この時、その後におこる悲劇を想定していなかった私は、 『きっと、小さな段ボールなんだろうな。』 と、えらくポジティブに考えていました。 段ボールには、すべて番号がふられているので、その番号をお互いに確認していきましょう、という説明のあと、段ボールが次々と運ばれてきました。 番号の確認をしながら、段ボールの開梱を始める私。 ビリっ！ お、これは子供達のおもちゃだな。あれ、でも、これって確かベルギー倉庫行きだった気が、、、。直前で、子供達の気が変わったのかな？ あれ？なんで猫のケージがあるんだろう。確かこれも倉庫って言ってなかったっけ？ 若干不安になりながらも、次の段ボールをあけてみます。 すると、子供用の青いイスが二脚。そこに、"storage"というメモが。 ••• ••• も、もしや、、、。 と、最悪の事態を予測する私に、業者のお兄さんが一言。 『本棚、どこに置く？』 やっぱりー！やっぱりそうだー！ ベルギーの倉庫に保管されてるはずの荷物が、なぜかボストンに来てしまったんだ！ 業者のお兄さんが、一生懸命運んできてくれた、やたら大きな本棚は、明らかに倉庫行きのものだったんです。 そして、よーく他の段ボール達をみてみると、ベルギーの倉庫に行くって、シールが貼られてるじゃないですか（涙） なぜ最初に気づかなかったんだ、私！？ そして、こんなにばっちりシールが貼られてるのに、なぜアメリカ行きの船に乗せたんだ、フランスの引っ越し業者！？ 呆然としているところに、夫と息子達が帰宅。話を聞いて、夫も呆然。 結局、今日持ってきてもらった、全ての荷物は、ベルギー倉庫行きのものであることがわかり、引っ越し業者に、ぜーんぶ持って帰ってもらいました。 現在、ケンブリッジに来るはずだった、船便達がどこにいるのかを調査中。 でも、8月ということもあり、フランスもベルギーも、担当者がバカンス中(￣∀￣) 仮に、荷物がベルギーの倉庫に運ばれていたと、今月中に判明しても、手続きだなんだかんだで、私達の手元に届くのは、10月になるそう。 荷物がどこにあるかだけでも、すぐに調べてほしいけど、バカンス中と言われたら、もう何もいえません（；＿；） 『今日、マットレスが届くから、このエアーマットレスも、もういらないね！』 と、朝起きてすぐに、クローゼットの奥底にしまわれた、空気を抜かれ、ぺったんこになったエアーマットレスに、今晩もお世話になることになりました(Ｔ＿Ｔ) 秋・冬の服は、全て船便にいれてあったので、ひとまず、10月までは、ケンブリッジ市真夏の気温でお願いします。
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