人間、第一印象が大切というけれど
ボクはそれにあえて異論を唱える。
もちろんビジネス環境や恋愛を目的とした場面においてそれが重要である事は認めるけれども
新しい環境での出会い、ボクの場合のように海外で見知らぬ者同士が出会う場面においては第一印象ほど厄介なモノは無い。不安な状況下において孤独を避けたいと思い、表面上の顔を繕う事は必然的な事だからだ。
彼はいい人、彼は悪い人。そんなことを初めから言い当てることは不可能に近い。
肝心なのはお互い新しい環境に慣れた状態でどう接するか。
ボクは何度も経験した。
初めはあんなにも一緒に行動し話をしたりした人が、別のコミュニティを形成した途端に一切の関わりを持とうとしなくなったことや、話しかけても ”もうあんたに興味はないよ” という感じの素っ気ないそぶりをされたこと。
居場所が確立してしまえばもう不安を舐め合う必要もないわけだね。
実際、”この人はなんて器の大きな人なんだろう” とボクが思っていた人の今の印象は最悪。見ていてわかった、好きな人間と嫌いな人間への態度が全然違う事。
本人は隠しているつもりでも、バレバレ。誘ってもない人間がやってきた時にチラリと見せたあの嫌そうな顔や、こぼれる愚痴。そして無視。
ボク自身ももうこの人と無理して一緒にいる必要もないな、、と自然と離れるカタチでほとんど喋る事も無くなってしまった。
きっとその人が好きな人間やそれに気づいていない人からすればなんて楽しい人なんだろうって思うだろうけどね、ボクは人の感情に敏感なので耐えられない、、、。
また逆にいい印象に変わった人もいる。
出会った当初は”誰かと関わるのが嫌いな人なのかな?”という感じだった人が、単に初めての環境で緊張もしくはどう他人と接すればいいかわからなかっただけだったり、英語に自信が無かっただけのことで、実際はとても優しく和やかな人間だった時や、
慣れない人間に素を見せられないのは当然で、しばらく一緒の環境にいたらとっても真面目そうな人が実はものすごくお調子者だとわかった時。
ホッとするよね、、。”なんだ、本当はこんなに良い人なんだ”ってわかった瞬間って。
きっとボクの印象もきっと違うだろうと思う。
ボクは初対面では年齢問わず自然と敬語で会話してしまう。それが常識だと思っているし、なにより失礼な態度で接したくないからだ。たとえ相手が許したとしても、タメ語で話すようになるにはまず自分が心を開かなくてはならない。
だいたいボクが年上に対してタメ語で喋っている場合は自分自身が心を開いても大丈夫だと確信した時くらい。つまり安心して喋れる相手にはタメ語というわけだ。
もちろん、心を開いた上で敬語を使ってる場合もあるけどね(上下関係・尊敬の意味で)。
当然心を開けば喋り方も表情も内容も変わるわけで、初めは”スマート”(痩せているという方の意味ではない)と言われる事が多々あったのが、最近は友達から”可愛い”という言葉をよく言われるようになったのは・・・・素の自分はそんなにクールじゃないってことの現れかな( -д-)
まあ、年の離れた姉と弟みたいな感じだし仕方ないか(苦笑)
ファーストインプレッション、、、、それはペルソナ。
誰もが持っているパブリックな顔や本性の見えないある種の仮面。
ボクの心が弱い事にも起因するけれど、、、、
何度それに騙され裏切られ傷ついた事か、、、、
重要なのは長い時間をかけて相手の内面を見つめる事。
見た目と言葉の裏腹に潜む本性を感じ取る事。
そしていかにリレーションシップを保つかという事。
人付き合いがそんなに得意ではない人間(例えばボクのような)は第一印象で判断せず、むしろ誰かに接近して相手の本当の姿を読み取ることが大切な事だと結論します、、、、、。
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