おはようございます。
津梁貿易の金城です。
今月の半ばにはアフリカ行きが決まってしまいましたが、
今回のプロジェクトを成功させるためにも準備をしっかりしていきたいですね。
本日は、シリーズ化している兵法三十六計です。
兵法と言うと「孫子の兵法」が有名ですが、
「孫子兵法」は、リーダーのための戦略本であり、
「兵法三十六計」は「孫子兵法」をはじめとする兵法の類を一般化・平俗化して、個人の行動原理を具体的に示したものだと感じています。
つまり、戦略の「孫子の兵法」・戦術の「兵法三十六計」と言ったところでしょうか。
アフリカに限っての話かもしれませんが、
戦略よりも戦術が大切だと思っています。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「隔岸観火」「岸を隔てて火を見る」
原文は以下です。
陽乖序乱(敵が内乱を起こしたら、)
陰以待逆(静観しつつ、異変を待つ)
暴戻恣唯(激しい憎悪と反目によって、)
其勢自斃(その勢力は、自滅してしまう)
順以動予(敵の変化に順応して準備すれば)
予順以動(必ずや、機に乗ずることができる)
これは、以下の故事からの知恵です。
三国志の時代、袁尚・袁煕は曹操に敗れて東の公孫康の下に敗走しましたが、臣下が攻めるように勧めたにもかかわらず曹操はそのまましばらく放置しました。
すると公孫康は袁尚・袁煕を斬って、首を曹操に送ってきたそうです。
曹操がこれを予言していたので、将軍たちが曹操に理由を尋ねたところ、
「こちらが攻め立てれば彼らは同盟協力しあっただろうが、追いつめずに放っておけば、互いに疑心暗鬼となる。その結果、こうなるのは明らかだ」
と答えました。
これを大まかに解説すると、
敵軍が内部分裂し秩序が混乱に陥ったときには、静観しつつ、
敵軍の情勢が引き続き悪化するのを待知ましょうという作戦です。
そうすれば、敵軍は横暴残忍になり、反目し合い、恨みのために殺し合い、自滅していきます。
敵軍の情勢の変化に合わせて準備を整え、絶好の機会をとらえて策謀し、座して漁夫の利を収める事が目的です。
この解説の敵軍をライバル企業などに置き換えると分かりやすいのではないでしょうか。
それでは明日、この「隔岸観火」をアフリカマーケットに応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
それぞれの貴重な情報を完全無料・期間限定で公開中!!
他では絶対得れない情報なのでこの機会にぜひ!
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。