タイ東北の学校の保健室
26日(日)雨。昨夜は大学4年生の教え子M君と飲んだ。彼は英語教師を目指し、母校で3週間の教育実習をやるために帰郷していた。今週で終わったので、慰労の席を設けたのである。彼の母校K中は再び荒れているらしく、暴力、破壊、暴言、なんでもありとか。
昔の同僚は教師への意欲を殺がれなければいいがと、心配していた。しかし、私は彼のたくましさを信じていたので心配はしていなかった。案の定、「ますます教師への思いが強まりました」とのこと。「タイ東北部でホームステイをしながらの教育調査も大いに役に立ちました」とも。
中学時代の彼は真面目を画にかいたような人物で、最近の子どもは、こうした真面目人間を冷やかしの対象にする傾向があるのだが、文武両道でマルチタレントの持ち主である彼には一目を置かざるを得ず、めげることはなかった。リーダーシップも発揮した。
タイ東北の学校の校長・教頭(女性)
特に合唱コンクールではクラス全体をまとめ切り、私の退職祝いとして最優秀賞をプレゼントしてくれた。真面目さは今も変わっていないが、高校、大学で一段とたくましくなり、在学中に海外へも目を向け、私同様日本の教育のおかしさに気付くようになった。
来月には大学を1年間休学し、スウエーデンに留学することになっている。さらに視野を広げ、素晴らしい教師になるに違いない。今は留学先の単位も認める大学が増え、来年3月には日本の大学を卒業できるのだという。教員免許なども認めるようにすべきだ。
民主党の前原氏が「脱原発はポピュリズム」だなどと、管首相を批判したという。勉強不足だ。この震災に学ぼうとせず、電力の安定供給や企業の国際競争力等しか言わず、未来を語れない者こそポピュリズムだ。管さんを早くおろしたいための批判なら論外だ。
冷房なしの長距離バス
前にも書いたが、働き方が多様化し、企業も昨年までの夏休みを2~3倍の20日以上も与える企業が増えているという。海外を旅していれば、諸外国の人には当たり前で、中には医師や看護師でさえ2週間以上の休暇をとって旅している人に何人も出会った。
大体夏休みと言ったら、最低2週間、1カ月は常識だ。サマータイムの導入も広がっているという。残業を禁止でもしなければ、勤務時間が増えるだけで、日本では無理だと思っていたが、その決断をした企業が増えているということだから、それなら可能だ。
電力問題だって、先ず政府や政治家がエネルギーへの意識変換を図り、政策転換を決断すれば、企業の自家発電化、コージネレーション、風力、太陽光等の技術革新、低廉化は一気に進むはずだし、最近はマスコミでそれを取り上げるようになっている。
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